今日のChicora学園(11/30)はっけん授業後編 苗木城巡り

今日はまあまあテストが返ってきました。

中2の子が英語で過去最高点を取ったり、社会17点上がっていたり、目標点を超えていたりしてよかったです。

でもこういうのはいい点の場合は何も言わなくてもすぐ持って来てくれるので、初めのうちはいい報告が多いです。

たぶんそのうち悪いテストも返ってきます。

まあ、また全体の結果も書こうかなと思います。

はっけん授業の続き

今日はわいわい授業があったのですが、今日のわいわい授業の内容は明日書くとして

今日は昨日の続きを書いていこうと思います。

日曜日に行ったはっけん授業の前半(ストーンミュージアム)について昨日書きました。

今日はストーンミュージアムの次に行った苗木城について書いていきます。

ストーンミュージアムを出て、20分ほどで次の目的地「苗木遠山資料館」につきました。

この写真は帰る時ですが…

資料館の中は基本的に撮影禁止なので写真はないのですが、ガイドさんにいろいろ説明してもらいながら回りました。

苗木城は信濃(長野県)と美濃(岐阜県)の間に位置していて、戦国時代から要所だったそうです。

江戸時代になってからは苗木藩になりますが、全国の城を持っている藩の中で一番小さい藩だったそうです。(城を持てるのは3万石以上と決まっていた)

だからか知りませんが、苗木藩は常にお金がなくて、いろいろ節約してがんばっていたそうです。

あと、明治時代になった時、明治政府に従うために仏教を捨てて神道にかなり力を入れたそうです。(明治政府の廃仏毀釈)

仏像を壊したり、位牌を削ったりして、徹底的に仏教文化を消して明治政府に従ったそうです。

だから苗木地区は今でもお葬式が仏教式ではなく神道式でやっていたりするそうです。

資料館内で写真が撮れたのはこの火縄銃体験コーナーぐらいです。

ちなみに火縄銃の射程は50メートルぐらいで、あまり使えなかったのかもしれないそうです。

音で威嚇するのが主な目的だったのかもしれないそうです。

確かに騎馬が50メートル手前まで迫ってきていたら、あと数秒でやられます。

そこまで引き付けて火縄銃を撃って、外れたらもう終わりです。

だから玉は届かなくても、早めから撃って威嚇するのがいいのかもしれませんね。

資料館での説明を聞いたあと、実際の城を見に行きます。

しかし苗木城はなかなかの山城なので、結構登ります。

普通の観光ルートならこんな山道は通らず行けますが、ガイドさんがいなければ行かないようなスポットにも連れていってもらえます。

その1つがここ。

風穴です。

風穴は富士山などにもありますが、冷気が溜まっている天然の冷蔵庫みたいなところです。

ここはガイドさんなしでは普通来ないですね。

途中、昔の食べ物(お米を乾かして固めたもの)や石を加工する道具や火打ち石の実物などを見せてもらえました。

これは火打ち石を使わせてもらっているところ。

小学生の子でも簡単に火花が出ます。(実際に見ると結構火花が出てるけど、その瞬間を写真に撮るのが難しい)

ここは苗木城がきれいに見えるスポット。

ここは普通の観光客も絶対に来るようなスポットです。

こんな感じで見えます。

写真の通り城跡が山の上に残っています。

城の横に見える雪のかかった山は恵那山です。

そして、その城を目指して登っていきます。

近くに行くと石垣の高さがよくわかります。

一番上からの眺め

真ん中を流れる川は木曽川です。

苗木城の殿様がどの道を通って参勤交代に行ったかなども教えてもらえました。(奥の方が中山道)

この写真の赤い橋ら辺をリニアが通るらしくて、何年後かにはリニアが見えるようになるそうです。(川以外のところはトンネルですが)

今は本丸の建物はなくて、石垣しか残っていません。

本丸の建物はありませんが、その跡を利用して展望台になっています。

写真の木の柱は展望台の柱です。

その柱は全く新しく建てたのではなく、元々あった石に柱を立てる窪みがあって、それを利用して建てています。

昔の人もこれと同じように石のくぼみに柱を立てていたのだと思います。

苗木城はもともと岩山だったところに城を作っています。

だから岩山と石垣をうまく融合させて作ったお城です。

この写真のように見る角度によってはただの岩山のようにも見えます。

こんないかにも攻めにくそうな(守りやすそうな)お城です。

降りてくる途中紅葉の絨毯みたいにきれいなところがあって…

紅葉をかけあったりしながら降りてきました。

という感じで、ガイドさんにいろいろ説明してもらいながら回りました。

ガイドさんがいるからこそ見られたところや、知れたこと、体験できたことがたくさんあって、いい経験になったと思います。

この後ちょっとしたハプニングがあって、帰るのが予定より45分ほど遅くなってしまったのですが、無事に帰って来られました。

みんな「楽しかった、(けど疲れた)」と言っていたので、よかったです。

特にストーンミュージアムはよかったみたいですね。

やはりいろいろ体験できたのがよかったのかと思います。

ガイドさんをつける系はいつも話を聞くのがちょっと飽き気味ですが、今回は山を歩いたり火打ち石の体験させてもらったり景色がコロコロ変わったりで飽きることなく聞いていました。

それだけ苗木城も刺激的だったのかなと思います。

今回のはっけん授業から少しでも感じるところがあればいいなと思います。