県立高校前期入試倍率ランキング

今日、三重県の県立高校前期選抜の倍率が発表されましたね。

倍率は三重県のHPで見られます。↓

https://www.pref.mie.lg.jp/KOKOKYO/HP/m0204200029_00048.htm

ここの「令和3年度三重県立高等学校前期選抜等志願状況(1月29日更新)」というところです。

倍率は三重県のページを見てもらうとして、

私なりに北勢地区の学校をまとめたので、それを書いていこうと思います。

学科ごとの倍率ランキング

北勢地区の学科ごとの倍率の高い順に並べてみました。

全31学科中、3倍超えは4学科、2倍超えは16学科

約半数が倍率2倍以上です。

前期の定員は全体の半分としている高校がほとんどですので、2倍以上になることが普通です。

むしろ2倍を切っていると、後期定員割れするんじゃないか?と心配になります。

1位:四日市西高校 比較文化歴史コース 4.2倍

ここは前期定員が10名と少ないので、倍率が高くなりがちです。

去年は4.3倍で2位でした。(ちなみに去年の1位は四西数理情報)

去年の志願者すうは43人なので、一人減っただけです。

2位:川越高校 国際文理 3.85倍

国際文理の倍率はいつも高いので、あまり驚くほどでもありません。

去年3.7倍だったので、そこから0.15倍(6人)増えています。

昨年の148人が今年154人になっただけなので、それほど大きくは変わっていません。

3位:四日市西高校 数理情報コース 3.5倍

こちらも比歴と同じで、定員が10名と少ないので仕方ないです。

去年は49人志願して4.9倍(倍率一位)でしたので、そこから14人減っています。

4位:四日市工業 電子機械科 3.35倍

去年に比べると1.15倍、人数だと23人増えています。

定員が20人なので、それに対してかなり増えています。

何で増えたのかはよくわかりませんが、定員が少ない学科だとどうしても倍率の上下が激しくなります。

だから今回高いのはたまたまかなと思います。

これは倍率が低くなる時も同じです。

5位:四日市中央工業 機械科 3.2倍

四中工の機械科は去年も2.65倍とちょっと高めでした。(去年は北勢地区で8番目の高さ)

そこからさらに0.55倍アップです。

四日市工業、桑名工業の機械は倍率が低いので、機械科全体が人気があるというよりは

四中工の機械科が人気があるようですね。

陵成光陵から四中工に行く子はほぼいないので、どういう点がいいのかはちょっとわかりませんが…。

もしかすると2年連続たまたま高い(定員20人だから振れ幅が大きい)だけかもしれませんが。

その他気になったところ

・四日市農芸 環境造園3.05倍 農業科学2.95倍 

農芸は今年から学科を編成しなおして、農業科学、食品科学、環境造園、生活文化の4つになりました。(生活文化は変わってないですが。)

それがぴったりハマったんでしょうか、そのうち二つがこのように倍率が高くなっています。

去年は学科が違うので比較できませんが、去年農芸の中で一番高かった環境造園で2.35倍なので、かなり上がっています。

やはり変化があった年はみんなに注目されて、倍率が上がるのかもしれませんね。

これは学科を再編して大成功と言ってもいいでしょうね。

・桑名北高校

桑北は去年に比べると下がりました。

去年は164人で2.73倍でしたので、それに比べれば21人減って0.35倍減っています。

・いなべ総合

いな総の前期志願者数は去年と全く同じです。

しかし、今年はいな総の定員が1クラス(40人)減っているので、前期の定員も20人減りました。

だから受験者数は変わらないけど、倍率は2.256倍から2.579倍に増えています。

・四日市中央工業 電気科

前期志願者15人でした。

前期は全部の定員の半分ぐらいしか取らないので、だいたい2倍ぐらいになります。むしろ2倍位以下のところは後期で定員割れする可能性もあります。

それなのに、四中工の電気科は前期の時点で定員割れです。

これは相当低いです。

何が原因かはわかりませんが、後期も倍率は低くなるかと思います。

学校別ランキング

次は学科ごとではなく学校全体での倍率をランキングを作りました。

1位四日市西高校 3.85倍

上で書いた通り、前期定員が少ないので、高くなります。

1位 川越高校 3.85倍

川越は毎年のことですので、特に書くことはありません。

3位 いなべ総合学園

ここも順当です。

上でも書いた通り、志願者数は去年と全く同じですが、定員が20人減っているので倍率が上がっています。

去年いな総は北勢地区で倍率は7位(12校中)でしたが、今年は3位まであがりました。

今年は全体的に倍率が下がった中で、いな総の倍率は上がったので順位もあがりました。

4位 四日市農芸高校 2.530倍

ここは上でも書いた通り、学科を編成し直したのが当たった感じがします。

ちなみに去年は2.52倍でしたので、実は倍率はあまり変わってはいません。

だから学科再編が当たったと言えるのかどうかはちょっと微妙です。

でも全体的に倍率が下がっている中で、健闘しているほうかと思います。

ちなみに去年は5位でした。

5位 桑名北高校 2.383倍

桑北も例年まあまあ高いですね。

ここも順当なので、あまり書くことはありません。

ちなみに去年は4位でした。

その他気になる高校

・四日市工業高校 2.019倍

工業系は各学科ごとに見ると定員が少ないので、倍率の上下が激しいですが

学校全体で見ると、普通ぐらいになります。

四日市工業の2.019倍は去年と全く同じです。

それでも、去年は10位(全12校中)でした。

それだけ他の高校の倍率が下がったということです。

・桑名工業

桑業が最下位でした。

去年も最下位で、1.638倍でした。

その去年より倍率が下がっています。

去年は桑業全体で前期131人受けて、88人が合格(43人不合格)して、後期で71人受けました。

後期定員72人なので、後期倍率0.986倍でした。

今年はそれより低いので、今年も桑名工業全体で見ると定員割れするかと思います。

全体を通して

北勢地区の前期の平均倍率は2.25倍となりました。

今年は全体的にどの高校も倍率が下がりました。

去年の平均倍率が2.30倍ですので、ちょっと倍率が下がっています。

ちなみに北勢地区全体での前期志願者数は昨年の2535人から2304人と231人も減っています。

しかし前期定員は80人しか減っていません。

定員が80人減ったらその2.25倍ぐらいの180人ほど減るのが、本来の減り具合かな?と思いますが

それ以上に前期志願者が減っています。

つまりそれだけ前期を受けようと思う子の割合が減ったということだと思います。

私は積極的に前期を受けて行くべきだとは思いますが、それでも何となく前期を受けない子はいます。

そういう何となく前期を受けない子が増えたのかもしれませんね。

今年は北勢地区の中3の数が235人減っています。

もし全員が前期を受けたとすると、前期の平均倍率は

去年は4.19倍、今年は4.29倍

と本来は今年の方が前期倍率が上がるはずなのです。

しかし実際には前期倍率が下がっているので、それだけ前期の人気がなくなったということなのだと思います。

だから全体的にみて今年の前期はちょっとラッキーだと思います。