今日のChicora学園(8/26)何歳まで生きたい?

夏から三年生の人数が増えたのですが、最近三年生も教室に慣れてきて、休み時間も学年関係なく話をするようになってきました。

「今日学校で見た〜」など知り合いが増えて楽しそうです。

今日もわいわい授業がありました

水平思考ゲーム

まずは水平思考ゲームをしました。

水平思考ゲームとは、出題者が頭に描いているストーリーを、

「はい」「いいえ」で答えられる質問をしながら推測していくゲームです。

今回は昨日書いた「ゆうれい飴」の話をみんなに推測してもらいました。

ゆうれい飴のことを軽く説明して、「どうして『ゆうれい飴』という名前になったか?」を当ててもらいました。

一人ずつ質問をして、みんなで話し合ってストーリーを推測します。

「ゆうれいが飴を食べますか?」「お墓は関係ありますか?」など「はい」「いいえ」で答えられる質問をしていきます。

教室の入り口にゆうれい飴を置いて、自由に取っていっていいよと書いて、その下に小さくゆうれい飴の昔話も書いていたのですが、誰も読んでいなかったみたいで

みんな1から考えていました。

以前も水平思考ゲームで一番有名な「ウミガメのスープ」の話をしたのですが、その時はかなり時間がかかりましたが

今日はその時より早かったです。

やはりお互い慣れて話しやすくなったのがよかったのかと思います。

何歳まで生きたい?

次はグループワークをしました。

お題は月曜日と同じで「何歳までいきたいか?」です。

みんなで考える前に、老後のことのデータなどを少し見せてそれらを踏まえて発表してもらうようにしました。

チームに分かれて話し合います。

1チーム目

30歳という意見でした。

その理由は年金も払い損になるなら歳とってまで生きなくても

若い間にパーっと遊んで死ねばいいんじゃないか?ということでした。

それに対して、遊ぶお金はどこから出るのか?どうやって死ぬのか?など質問が出ていました。

お金は1、2年働いてためて、死ぬのは安楽死がいいそうです。

2チーム目

100歳という意見でした。

理由は60歳で定年退職後(今の中学生が定年退職できるのは65とか70になっているかもしれませんが)

の3、40年はやりたいことをして暮らしたいからだそうです。

やりたいことというのはホワイトボードに書いてある通り「世界一周旅行」や「22世紀を見る」「ゲーム」だそうです。

ゲームは月曜日も同じような意見が出ましたが、歳をとってからゲームをしている方が話題になりやすいからだそうです。

(銃で他のプレイヤーと撃ち合うゲームなどをしているおばあちゃんとかちょっと有名なようです)

あと「若返りの薬を作る」というのは、自分が長寿になったらたぶん何か長寿の秘訣がみえてくるだろうから、それをもとに薬を作るそうです。

勝負の結果は2チーム目の勝ちでした。

発表方法、内容ともにしっかりしていたのがよかったです。

ちなみに2チーム目はほぼ一年生チームです。(1チーム目はほぼ三年生チーム)

私は1チーム目の30歳も意外な意見で好きだったのですが、もう少し理由づけと発表がしっかりしていたらもっとよかったかなと思います。

(私は自分が想定していなかった意見に弱い)

事前に説明した年金のことを取り入れてくれていたのはよかったです。

このお題は結構ふわっとしたお題(なんとなくで歳を決めがち)ですが

その「なんとなく」にいかに理由をつけて納得させられるかがポイントだったかなと思います。

その面では月水を通して、水曜日の2チーム目が理由は一番しっかりしていたかと思います。

ただ中学生が今持っている知識だけだと理由づけが難しい(足りない)部分もあります。

だから今回は事前に少し知識を紹介する試みをしてみました。

この試みは初めてなので、まだうまくその知識を使えていないチームもありました。

今後も事前知識を入れてからの話し合いをやっていこうと思います。