今日のChicora学園(7/23)理科の実験の練習

今日は祝日だったので2時から自習ができました。

さっそく2時から来てくれた子もいました。

でも、14時〜17時の間は生徒さんも少ないので、ちょっと理科の実験の練習をしていました。

夏休みに理科の実験をしようと思って、最近いろいろ実験に使えそうなものを買っています。

でも、みんなの前でいきなりやって失敗してはいけないので、自分でできるかいろいろ試しています。

電気分解

まずは電気分解の実験

食塩水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを作る実験です。

最初電圧が高すぎて、一気に塩素ガスが出て、ちょっと危なかったです。(写真のように30V,6A近く流すと危険)

以前買った次亜塩素酸ナトリウムを作る機械↓と同じ仕組みだと思います。

この中国製の機械は塩水ですぐに壊れたけど、この自作の電気分解セットなら壊れる心配はありません。(使っているのが割り箸と輪ゴムと炭素の棒だけですので)

この機械でできる次亜塩素酸ナトリウムはアマゾンのレビューを見ているとpH9ぐらいっぽいですが

今日実験したものはpH11でした。(pHの数が大きいとアルカリ性が強い)

多分やりすぎました(笑)

あんまりアルカリ性の強さは消毒の効果に関係はないみたいです。

むしろ酸性になると(pHが7以下になると)次亜塩素酸に変化して、そちらの方が消毒効果があるそうです。

でもこの次亜塩素酸ナトリウムを作る実験は学校では出てこないので、あまりみんなはピンとこないかもしれません。

だから理科の教科書に乗っている普通の水の電気分解もしてみました。

水はなかなか分解しにくくて、少しずつしか泡が出てきません。(写真だと黒い棒の周りに泡がついている)

あと、学校のように水素と酸素を別々に回収することができません。

学校の電気分解の実験で使うH型の試験管は特殊なのでアマゾンにも売っていません。

あれを再現するためには「容器の下に穴を開けて、そこから棒を通して、水が漏れないようにする」「気体を集める筒(上下開いているけど簡単に密閉できるもの)を棒の上に固定する」という難関があります。

諦めてワニ口クリップを水の中に沈めてしまえば少し楽なのですが、サビとかが心配。

またいいものがないか考えます。

ビスマス

ビスマスという金属も買いました。

ビスマスは結晶が面白い形になることで有名です。

Googleでビスマス結晶の画像検索をするとこんな感じで綺麗で不思議な形の結晶が出てきます。

ビスマスは溶かして結晶を取り出すだけなので、自宅でも簡単にこの不思議な結晶を作れるようです。

まだ実際に実験をしていないので、うまくできるかどうかわかりませんが…

そこはみんなと試行錯誤しながらやって行こうかな?

あともう一つビスマスは変わった性質があって

磁石から離れる性質があります。

普通、磁石に反応する金属は磁石に近く(くっつく)ものがほとんどですが、ビスマスは磁石を近づけると離れていく性質があります。

教室にある磁石で実験をしてみたら、ごくわずかにそれを確認できました。

抵抗を減らすために水に浮かべた発砲スチロールの上に乗せて、磁石を近づけます。

するとすご〜くゆっく〜り発泡スチロールが磁石から離れていきます。

でも、これだとみんなに「磁石当たっとるんちゃう?」「先生の鼻息やろ!」「気のせいやろ」とか言われそうなので

もうちょっと強力な磁石を買うことにしました。

あといくつか実験できそうなものを買ったのですが、あまり買いてしまってもネタバレになるので今日はこの辺にしておきます。

夏休みまでにうまく実験できるように準備していこうと思います。