2月はっけん授業 冬のデイキャンプ

2月26日の日曜日にはっけん授業に行ってきました。

去年の夏休みの理科実験で駐車場の土から土器を作って、8月はっけん授業のキャンプでそれを焼く予定でした。

それが色々あって今回やっとできました。

今回のはっけん授業まで

まずはちょっと夏にやったことの説明を…

一番初めは夏休みの理科実験からです。

駐車場の土を水で分離して、ねん土だけ取り出します。

ねん土を乾かして、硬くなったところで水で入れて練ります。

それをひたすら練ります。

そうするといい感じになります。(最初はべちゃべちゃで手にすごくくっつきますが、練っていると手にあまりつかなくなりますし、ねん土に粘りが出てきます。ヒモを作るとわかりやすいのですが、練りが足りない時はヒモを持つとすぐに割れ目ができて切れてしまいます。しかし練っていると粘りが出て、割れ目ができにくくなります。)

そして、土器の形を作っていきます。

ここまで夏にやっていました。

しかし雨が降って8月のキャンプが中止になってしまいました。

そのリベンジで9月もデイキャンプを予定して、そこで土器を焼く予定でした。

しかし9月も雨で中止になってしまいました。

それからずっと土器が焼けないままでした…。

半年ぐらい土器を焼かないまま置きっぱなしにしていたので「いい加減に焼こう」と言われたので、

今回半年後に再リベンジということで、冬のデイキャンプをすることにしました。

夏の土器作りに参加できていない子もいるので、デイキャンプに行く2週間前に追加で土器を作りました。

これはキャンプ2週間前の土器作りの様子。

この時は駐車場の土ではなく、市販の土器作り用のねん土で作りました。

みんな思い思いのものを作りました。

そして今回のはっけん授業

朝8時半に集合して、荷物を車に積み込みます。

食材などは前日にだいたい私が買っていたのですが、行く途中のスーパーでちょっと買い出し。

キャンプ場に着いたら早速火を起こします。

みんなでかまどを作って

火をつけました。

私が思ってたより早くつけていました。

人数が多いので、かまどもすぐにできましたし、火口となる枯れ草集めもすぐにいっぱい集まります。

いっぱい集めた枯れ草でガンガン火を付けられるので、すぐに薪にも火が着いていました。

(ライターを忘れたから、途中のスーパーでマッチを買った。)

あとこの写真にちょろっと写っていますが、かまどの中に土器を入れています。

土器は結構焼かないといけないようなので、最初(10ごろ)から最後(16時ごろ)まで焼き続けます。

火がついたら、次は昼ごはんの準備とテント(タープ)張りです。

野菜を切ったり

タープを張ったり(タープを張るのはかなり苦戦しました。)

これも人数が多いので分担してできます。

昼ごはんはカレーです。

小学生もいるので、甘口と中辛の2種類のカレーを作ります。

だから鍋も二つ。

カレーを作る前にご飯も炊いています。

カレーを煮込んでいる間に…

食後のおやつ用に買っていたマシュマロが我慢できなくなって、みんなでマシュマロを焼いて食べてしまいました。

で、マシュマロがなくなってしまったころにカレーが出来上がりました。

昼ごはんを食べてからは

焼き芋を焼いたり(焼き過ぎて外は真っ黒になってしまいましたが、中は美味しい焼き芋でした。)

ウインナーを焼いて食べたり

まったりしたり

(ちなみにせっかく苦労して張ったタープは風で飛ばされてしまって、もう張り直す気がなくなったので張ってません。あと、裸足の子がいるのは、川に入って靴が濡れてしまったからです。川はめっちゃ冷たいですが、冷たくなった足を火で温めていました。)

こう見ると食べてばっかだなと思われそうですが

一番みんなが楽しんでたのは火遊びです。

メインのカマドはありますが、それとは別に小学生だけで、いつの間にか小さいかまどを作っていました。

杉の枯れ葉がよく燃えることを知ってみんなで杉の葉を集めまくって、燃やしていました。

初めは小さい火でしたが…

これぐらいの火になり

最後には新たにかまどを作って、大きな火を炊いていました。

全部小学生の子たちだけでやっていました。

薪は高いので、「遊びに薪は使えないよ」と言って土器を焼くためにしか薪は使っていませんでしたが、

小学生の子たちはなぜか薪なしでも大きな火をずっとつけていました。(そこら辺に落ちている葉っぱだとすぐに燃えてなくなります。ずっと火をつけるには大きな薪に火をつける必要があります。)

火を保ってたのは、たぶんひたすら杉の枯れ葉を集め続ける人海戦術のおかげだと思いますが…。

それでも杉の葉をどれぐらいずつ入れていけばいいかなどコツは掴んでいったんだと思います。

たった数時間で火の扱いが上手くなっていて驚きました。

メインのかまどもすごく大きな火を作って遊んでいました。

普段火遊びなんて出来ませんからね。

今回みんなが一番楽しめたのは火遊びだと思います。

色々食べましたが、小学生はそれよりも火を大きくすることに夢中でした。

私は昼ごはんを食べてから、土器ができるまで(16時ごろまで)暇になるんじゃないか?と心配していましたが、全くそんなことはありませんでした。

そして、そういう楽しい時間もあっという間に過ぎて…。

帰り際に開けたのが二つあります。

これは燻製。

途中で火が消えたり、風で燻製のこの段ボールが飛ばされたりしたので、出来はいまひとつでした。

(結局ベーコンはホイル焼きにして食べた)

そして、みんな火遊びが楽しくて忘れかけですが、今回のメインの土器を取り出します。

火を消して、かまどの中を探します。

そして出来た土器を取り出していきます。

しかし割れてしまったものも多かったです。

取り出した全部。

小さい土器はまあまあ出来ていますが、大きいものは結構割れてしまいました。

この写真の下4つ(一番右は割れてしまっていますが)は駐車場の土から作った土器です。

だから夏休みからやっていた「駐車場の土から土器を作る」ことは一応成功しました。

おそらく

ヒビがあるとそこから割れてしまうのだと思います。

作るときに出来るだけヒビが入らないように作らないといけないようです。

あと

焼く時に徐々に火の中に入れていく(初めは火の周りに置いて、だんだん火の中心に移していく)といいとネットに書いてありましたが、初めからかまどの中に入れていました。

(大きいものは序盤で割れてしまっていました。)

それも原因かなと思います。

今回土器はちょっと残念な感じでしたが、みんなとしては火遊びが楽しかったのかなと思います。

こんなに火で遊べるところはほとんどないですからね。

キャンプ場はたくさんありますが、今回お邪魔した宇賀渓キャンプ場のように直火OKのキャンプ場は少ないです。(普通は直火禁止でバーベキューセットみたいなところで火を焚かないといけない)

だから他のキャンプ場では土器も焼けませんし、自由に火遊びもできません。

そんな宇賀渓キャンプ場ももうすぐ(4月)リニューアルされるそうで、もうこんなこともできなくなるかもしれません。

珍しい経験ができたんじゃないかな?と思います。