6月はっけん授業 鍛冶体験、長浜城 その1
7月2日にはっけん授業に行ってきました。
期末テストがあって6月中にはっけん授業に行けなかったので、6月分のはっけん授業です。
今回は鍛冶屋の体験と長浜市巡りに行ってきました。
8時半にChicora学園を出発して、長浜市に向かいます。
まずは長浜市のちょっと山の中にある萬右鍛冶小屋さんに鍛治体験をしに行きました。
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左の鍛治小屋と書いてある建物がそれです。
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写真の通りこじんまりとした建物です。
この小屋自体は明治時代から建っているそうです。
まずはこの鍛治小屋の歴史などを聞いて
(この辺りは鍛治小屋が多かったそうです。平安時代の平治の乱の時に源氏がこの辺りに逃げてきて、その時に源頼朝が鍛治職人を連れてきたのが始まりだそうです。豊臣秀吉と柴田勝家が戦った賤ヶ岳の戦いの賤ヶ岳はこの近くなのでここで作られた槍が使われたそうです。賤ヶ岳の戦いは七本槍が有名ですが、それらの槍もこの辺りで作られたそうです。しかし江戸時代になり平和な世が訪れると槍の需要は減り、その代わりクワなどの農機具を作ったり、修理したりするようになったそうです。最盛期の明治時代には百軒以上あったそうです。しかし今はここ一軒しか残っていません。2年前の大河ドラマ麒麟が来るでここにロケが来たそうです。)
早速体験をします。
まずはレクチャーを受けます。
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まずは鉄の棒を叩く練習です。
金床に丸を書いてもらって狙ったところを叩く練習です。
鍛治は写真の右の人(師匠?)と叩く人の息がぴったり合わないと行けません。
つまり叩いて欲しいところを叩く必要があります。
この槌がちょっと重くて、狙ったところを叩くのはちょっと難しいです。
練習をしたら本番です。
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800度に熱された鉄を打ちます。
これは実際に叩くとわかるのですが、熱した鉄は柔らかい。
そんな一回叩いたぐらいで、べちゃっと潰れるほどは柔らかくないのですが
練習の時の熱してない鉄と比べると全然違います。
熱してない鉄は跳ね返ります。(普通に鉄をハンマーで叩く感じなのでイメージできるかと思います。)
しかし熱した鉄を叩いても跳ね返りません。
柔らかいと言うより粘りがあるという感じです。
これは叩いてみないとわからない感覚じゃないかな?と思います。
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![](https://chicora-gakuen.jp/wp-content/uploads/2023/07/IMG_7008-1024x768.jpg)
みんな順番に体験しました。
鉄の形を整えるだけではなく、鉄を切ったりくっつけることもできます。
それは体験はできませんが実演してくれました。
まずは鉄を切る作業。
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熱した鉄の切りたいところにくさび(右の人が持っている)を当てて、左の人がそのくさびを叩きます。
ある程度切れ目が入ったら
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叩いてへし折ります。
![](https://chicora-gakuen.jp/wp-content/uploads/2023/07/IMG_6896-1024x768.jpg)
折れた。
次に鉄をくっつける作業。
鉄をくっつける時は1200度まで温度を上げる必要があって、火を強くしていました。
鉄と鉄の間にホウ酸の粉を入れて熱します。(温度が上がりやすくなるそうです。)
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この写真の右下の方に置いてある炭が燃料です。ちなみにこの炭は松の角だそうです。
これを上から追加して火力を強めます。
炭だけでなく、空気も送る必要があります。
この人の左手のところで空気を調整します。
昔はふいごで風を送っていたそうですが、今はモーターで風を送っています。
なので簡単に空気の量を調整できるそうです。
そうして鉄の温度を上げて、鉄をくっつけます。
これは動画で撮ったほうがいいと言われたので、動画で撮りました。
鉄の棒の先に2センチ四方ぐらいの鉄の板をくっつけています。
叩いた時の火花が迫力があります。
(このためにChicora学園のユーチューブチャンネル「チコチューブ」を作りました。)
ここには映っていませんが、ビビってちょっと後ろに行っている子もいました。
くっついた鉄
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くっつける前の状態を見ていないと少し分かりにくいかもしれませんが、先の方に鉄がくっついているのがわかります。
この火花は鉄が溶けたものだそうです。
だから本来は火花は飛ばないほうがいいそうです。(鉄が減るから)
でも体験用に迫力を出すためにわざと火花を出してくれているそうです。
溶接は表しかくっつかないそうですが、こうやってくっつけると鉄全体がくっつくので強くなるそうです。
この技術は農機具の修理で使われてたそうです。(クワなどは使っていくとすり減ってくるので、そのすり減ったところに鉄をつけていたそうです。)
これで大体1時間ぐらい、すごく珍しいいい体験ができました。
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小屋の外の池にサワガニがいて、捕まえていました。
この池も庭の家kというわけではなく、鉄を冷やすための水を取るようの池だそうです。
そしてこの後ろの小屋が炭小屋。
鍛冶屋は鍛治小屋と炭小屋と池の3点セットだそうです。
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鍛治小屋を出て長浜市内へ向かいます。
長くなったので続きはその2で…