6月のはっけん授業 〜長良川鵜飼見学〜
6月4日(土)にはっけん授業に行ってきました。
今回は岐阜市の長良川鵜飼の見学です。
14時半に教室に集合して、岐阜市に向かいました。
今回は人数が多くて、車に乗り切らなかったので車2台で行きました。
車2台で行くのは初めてです。(乗り切らなくて先生は電車で行ってもらったことはあったけど。)
まずは鵜飼のことをちょっと知ろうということで、「長良川うかいミュージアム」というところに行きました。
まずは鵜飼についての映像を見て
展示を見ました。
上の写真は展示コーナーにクイズがあったので、クイズを解いている様子です。
うかいミュージアムのすぐ横に長良川が流れています。
ここで鵜飼が行われます。
ちなみに写真の山の上に岐阜城が写っています。
うかいミュージアムで一通り鵜飼のことがわかったところで、鵜飼の観覧船に乗るため移動します。
うかいミュージアムから観覧船乗り場までは歩いて行ける距離です。
乗り場では実際の鵜を使って鵜匠さんが説明をしてくれていました。
↑実際に鵜に魚を食べさせて、吐かせているところ。
船は非常にたくさんあります。
乗合船と貸切船がありますが、ゆったり見たいので、今回は貸切船にしました。
貸切船だと高そうに思えますが、定員ギリギリまで乗れば、乗合船と料金は同じです。
で、船に乗り込みます。
鵜飼はほぼ宴会をするためのものですので、船の中も真ん中に机があって、宴会をしやすい形になっています。
ちなみに予約の時に「熱燗を温める機械も乗せれますが、乗せますか?」と聞かれ、さすがに熱燗は飲まないので断りました(笑)
それぐらい宴会向けということです。
ですので、料理もちょっと豪華な弁当を注文することが多い(乗り場に仕出し屋の車が結構来ていた)のですが、
そんないい弁当を頼むと参加費が跳ね上がってしまうので、今回はみんな自分で弁当を準備してきてもらいました。
自分の家から持ってきた手作りの弁当やコンビニ弁当など、少し風情はなくなりますが…。
でも、夕方のちょっと涼しくなってきた時間に、川の上でご飯を食べるのは非常に気持ちいいです。
みんなも楽しそうでした。
しかし鵜飼が始まるのは暗くなってからです。
船に乗ったのは6時ごろ、鵜飼が始まるのは7時45分から。
1時間45分も時間があります。
ですので、川の途中で船をとめて休憩です。(この時間がかなり長かった。)
そして、暗くなって、7時45分花火が打ち上がったら、鵜飼の開始です。
岸で泊まっている時間が長くて、みんな飽きてないか心配でしたが、鵜飼が始まったらみんなすごく注目していました。
私も見入ってしまいました。
思っていたより近くで見られました。
鵜が川に潜って、魚を取って、船に上がるところなど間近で見られました。
これは最後、全部の鵜飼船がチームワークで魚を追い込んで漁をしているところ。
鵜飼を見ている時間はあっと言うまでした。
終わったら、すぐ横に鵜飼船が来て、そこで片付けの様子も見られました。
↑鵜が船に上がっている。(ここから鵜をカゴに入れていました。)
そしてその日とれた魚も見せてもらえました。
鵜がとった魚は、鵜が噛んだ後の傷がつきます。
傷があるとダメなような気もしますが、その傷が鵜飼で取った証=最高級魚の証だそうです。
鵜は獲った瞬間に一瞬で魚を〆るので、鮮度が抜群だそうです。
鵜飼観覧船はたくさんあるので、一斉に帰ることは不可能です。
ですので、順番に帰って行くのですが、うちの船はまあまあ待たされました。(その間にその鵜飼船の片付けが見れたわけですが)
夜暗くなると、船の明かりに虫が寄ってきます。
鵜飼を見ていた時はみんなそっちに集中していたので、気にならなかったのですが
待ち時間になったら虫が気になって仕方なかったみたいです。
明かりの近くにいると虫が来ますが、端っこの方なら虫が来ないことを発見して、端っこによっている様子(笑)
机の上に虫がいるのがわかるかと思います。
みんな船を降りてからも虫のことを言っていました。
今回みんなの印象に残っているのは鵜飼半分、虫半分って感じです。
月曜日にはっけん授業に参加していない先生に土産話をしている子がいましたが、ほとんどが虫が多かった話でした(笑)
でも、これも実際に行ってみないとわからないことですからね。
こういうマイナスの経験も大事かなと思います。
鵜飼はテレビや写真などできれいなところばかりピックアップされますが
よくよく考えてみれば暗い川の上で灯りをつけていれば虫が寄ってくるのは当たり前です。
そういうマイナス面の発見も私は面白いなと思います。
帰りは9時過ぎに岐阜を出て、桑名に着いたのは10時半過ぎです。
そこから順番に送りましたので、一番遅い子は11時を超えました。
もうその頃にはみんな疲れて寝ていました。
でも今回もみんな楽しんでいてくれたのでよかったです。