今日のChicora学園(11/9)教科書はデジタル化すべき?
先週のブログにも少し書いたのですが、来年度から教科書が変わります。
そして、おそらくほとんどの教科書会社がデジタル教科書も販売します。
タブレットやPCで見られる教科書で、書き込みや印などができてそれを保存しておくことができます。
今日のわいわい授業でも少しその話をして、デジタル教科書の体験ページがあるのでそこも見てみました。
そこで、今日のわいわい授業のお題は「教科書をデジタル化すべき?しないべき?」です。
チームに分かれてデジタル化するべきか、しないべきかを話し合ってもらいました。
自由に話し合うと意見が偏ってしまうかもしれませんので、今日はこのような表を埋めて考えてもらいました。
どうしても生徒側の意見に偏ってしまいそうなので、いろんな視点からメリットデメリットを話ができるようにこのような表を準備しました。
1チーム目
教科書はデジタル化すべきという意見でした。
その理由として、プリントなくせる、荷物が軽くなる、ズルしなくなる(何をしているか先生がチェックできる)、(先生が電子黒板に書いたこともタブレットに写るので)目が悪い子も困らないなどでした。
2枚の写真のようにたくさん意見を出してくれていました。
しかし、発表時間4分の中で全てを説明しようとして、時間切れになってしました。
大事なところをうまくピックアップして発表できるとよかったですね。
2チーム目
こちらも教科書はデジタル化すべきという意見でした。
こちらも表にはたくさんの意見を書いてくれましたが、発表の際はうまく大事なところだけを発表していました。
「先生の職がなくなる可能性がある」というのは授業などが効率化されて、先生の数が今までより少なくても済むのではないか?という意見でした。(先生にとってはデメリット)
しかし、今は人手不足なので人手不足の問題は解決できるからむしろメリットではないか?と自分たちが出した意見をさらに一歩踏み込んで考えてくれていました。
人手不足が解消されるというのは、この表には載っていいない「社会全体にとって」の視点ですね。
私が考えていなかった意見でした。
ちなみに今回も発表の形式はPREP法に合わせて、発表してもらいました。
これで3回目なので慣れてきたのか、初めにしっかりと結論を言えるようになってきました。
それがあるかないかで聞きやすさがかなり変わってきます。
両チーム発表後の先生コメントでも「今までで一番スッと入ってきた」と感想を言っている先生もいました。
勝負の結果2チーム目が勝ちました。
やはりうまくまとめて発表できたのがよかったですね。
内容は両チームあまり差はありませんでした。
私の予想以上に意見を出してくれていたので、よかったです。
今回初めてこのような表を使って話をしました。
正直もう少し意見は少ないかな?と思っていましたが、意見をたくさん出してくれました。
チームで話し合う時間も15分(3週間前までは10分だった)では全然足りず、結局25分ぐらい時間を取りました。
いつもは15分だと最後時間が少し余ってしまうチームもありますが、今回は両チームギリギリまでいろいろ書いていました。
考え方のヒント(フレームワーク)を与えるとかなり考えやすくなるようですね。
正直今まで、フレームワークを入れると「難しく感じるんじゃないか?」「つまらなく感じるんじゃないか?」と思って、フレームワークを入れるのをためらっていました。
だから自由に話をしてもらって、自由に発表をしてもらっていました。
でも最近、先生たちからフレームワークを入れてもいいんじゃないか?と言われて、入れるようにしました。
そしたら私の予想以上にしっかりできています。
今後も考え方のフレームワークを使って議論をしていこうと思います。