今日のChicora学園(1/13)お寺のリモート参拝はあり?なし?
今日もわいわい授業がありました。
今日のお題も昨日と同じで「新しいアプリを作るなら?」です。
3C分析を使って、「自分たちの考えたアプリのこと」「それを使うお客さんのこと」「似たようなライバルアプリのこと」を考えてもらいました。
1チーム目


マップにグルメサイトをつけるという意見でした。
お店を5個の星で評価して、地図上から店の情報がみられるようにするそうです。
でも、これ「食べ◯グ」とかにもほぼ同じ機能があるような…
それらのサイトとの違いは個人店もしっかり載せるそうです。
「個人店の情報はどうやって載せるんですか?」と質問が出ていました。
それは一軒一軒係の人が回って、情報を載せていくそうです。
食べ◯グだと小さい個人店はあまり情報が載っていないことがあるので、そういうところの情報が載ってるとうれしいですね。
2チーム目


熱が測れるアプリです。
今のご時世だと体温を測る機会が多いので、それがスマホでできると便利ですよね。
スマホのカメラのように、体温を測りたいものを写して、ボタンを押すと体温が表示される仕組みです。
体温測定だけでなく、コロナの情報もみられるそうです。
でもそれに対して「コロナの情報はニュースで見ればよくないですか?」と質問が出ていました。
ニュースだといろんな情報があるけど、このアプリはコロナの情報に特化していて、コロナ情報を見たい時にいつでもすぐに見られる強みがあるそうです。
両チーム発表後勝敗を付けたのですが、今日はほとんど差がなくかなり迷いました。
結果として1チーム目が勝ちましたが、その理由は相手チームへの質問が多くて、その内容がよかったというところです。
発表内容などはほぼ同じぐらいでした。
正直なところをいうと2チーム目の体温計は実現は不可能です。(スマホのカメラにそういう機能がついていないので。スマホに接続できるサーモグラフィーはありますが。)
だからその点で減点することもできましたが、しませんでした。
実現不可能とわかっていて、それを発表するのは減点ですが、知らずに発表するのは仕方ないかなと思います。
大人があんまり細かいことを言って、萎縮して意見が出なくなるより、自由に意見を出す方が大事だと思います。
だから発表中はその点は目をつぶり、最後の講評の時に、「スマホにはそういう機能はないよ」と伝えました。
あと、1チーム目にも後から食べログの地図機能も見せました。(私は食べログはまあまあお世話になっているので、すぐにこれ食べログと一緒やんと思いました。)
次にディベートをしました。
このご時世なので、オンライン参拝ができるお寺も出てきているそうです。
例えばこの平等寺というお寺は、24時間お寺の様子をYouTubeでライブ配信していて
お参りしたい時にYouTubeを見てお参りできるそうです。
いい時間に見ると、お坊さんがお経をあげていたりします。
でも私は「それって意味あるの?」と思ってしまいます。
ただ今のご時世ですのでオンライン参拝はありという人もいるでしょうし、今後なんでもオンラインでできるようになればオンライン参拝が当たり前の時代がくるかもしれません。
(リモート墓参りや墓参り代行サービスはもうすでにやっているところがありますからね。)
そこで今回のディベートのお題は「オンライン参拝に賛成?反対?」です。
賛成派と反対派に分かれて意見を出し合いました。

話ができたのが10分ぐらいなので、意見は少ないですが
やはり、神社やお寺は「神聖な場所」というのがポイントになりそうでした。
オンライン参拝賛成派は
神聖ではあるけど、すでに照明も電気で現代の科学技術がかなり取り入れられているし、監視カメラなどもついているから
今更オンライン用のカメラを入れたところで、お寺の神聖さはあまり変わらないのではないか?という意見でした。
オンライン反対派は
神聖な場所だから、実際にその場に行かないとわからない雰囲気などがある、という意見でした。
お寺や神社は「神聖」という数字では表せない感覚が大きい部分を占めているので、その部分をどれぐらい重要視するかで変わってくるのかなと思います。
ちなみに、みんなの意見を聞いたら、五人中四人はオンライン参拝反対でした。
中学生の世代でもまだ何でもかんでもオンラインというのは少し抵抗があるのかな?
オンライン参拝はまだ少ないですが、お賽銭を電子決済できるところは数年前から少しずつ広がってますからね。
去年は京都の東本願寺が電子決済を導入していました。
お賽銭の電子決済の話も最後にしましたが、それも反対の子が多そうでした。
今後の時代の流れでお寺や神社のあり方はどうなっていくんでしょうね?