今日のChicora学園(5/24)
今日もわいわい授業がありました。
今日のお題も昨日と同じで「外国人が喜びそうな日本でしか体験できないホテルを考えよう」です。
1チーム目
和風のホテルで日本の文化などを体験できるようにするそうです。
体験の内容をたくさん考えてくれました。
また、体験だけではなくホテルで出す食事も日本食にするそうです。
日本ならではのものなので外国人にはうけるかなと思います。
2チーム目
ホテルを高野山に作るというものでした。
そもそもこのお題が私がGWに高野山に行って宿坊(泊まれるお寺)に泊まった話が元でした。
宿坊はあくまでお寺なので、便利なホテルとは違います。
宿坊は逆にそういうちょっと不便なところを体験できるところです。
私が泊まった宿坊はwifiもありませんでした。
みんなはwifiがないというのが結構困るようで(スマホの電波は普通に届くので私はその点は何も不便には感じませんでした。私に一番効いたのは朝も昼も夜も精進料理で食事の量が少ないことです(笑))
wifiの使えるホテルを作れば外国人も来るだろうという考えでした。
それと、自動販売機を置くという意見でした。
外国は治安の問題であまり自動販売機がないらしいですからね。
自販機は日本ならではで外国人からすると珍しいかもしれませんね。
あとは寝るのを布団かベッドか選べるようにするそうです。
布団は日本ぽくていいですが、でも慣れたベッドの方がいいという外国人がいるかもしれませんからね。
勝負の結果は2チーム目が勝ちました。
1チーム目はいろんなアイディアを出してくれていたのですが、普通だなぁという印象を受けてしまいました。
和風にして、日本っぽい体験をするというのは、誰でも思いつきそうなので、もう少し捻りがあるとよかったなと思います。
捻りは難しい場合は、具体性を上げるのも一つの手だったかな?と思います。
昨日の火曜日は両チームと今日の2チーム目はどこにホテルを作るか?まで考えてくれていました。
具体的な場所などを出してくれると、多少内容は薄くてもかなりイメージはしやすくなります。
逆にいろんな意見があっても、具体性がないといつまで経ってもふわっとしたままです。
今回の1チームは最後までふわっとしたまま終わってしまったのが惜しかったなと思います。
良くも悪くも「学校での発表」って感じでした。あまり型からはみ出さない真面目な感じ。
私はあまりそういうのを求めていませんし、のびのびと思ったことを発表をしてもらいたいなと思っています。(成績のために先生よく思われようとする発表ではなく)
たぶん学校だったら1チーム目の方が勝ちだった(先生はいい評価をつける)と思います。
でも、仕事の場においては具体性がある分、2チーム目の方が話が進みやすいんじゃないかな?と思います。
あと面白みがある方がビジネスでは有利なんじゃないかな?と思います。普通の意見を出しても生き残っていけないんじゃないかな?
真面目さ(型にはまること)なんて大人になってから嫌でも覚えていくわけなので、中学生のうちは面白さを追求してもいいんじゃないかな?と思います。
かといって2チーム目もすごくよかったというほどでもありません。
私が意図していたところとは少しずれている感じでした。
私はこのお題の前に「高野山の宿坊に外国人がたくさん泊まっている。お寺の生活というあえてちょっと不便なものを体験しにきている。」という話をしました。
高野山はあえて不便さを体験しにきている人に人気なのに、そこで逆に便利さを提供するのは違うのではないかな?と思います。
便利なホテルに泊まりたい人は別のところに泊まればいいだけなので、高野山に便利なホテルを作っても外国人にはあまり需要がないんじゃないかな?と思います。
多分日本人には需要があるかもしれません。
みんなは宿坊には泊まりたくないという意見だったので、そういう普通の日本人にはいいかと思います。(高野山にはホテルは一軒しかなく、残りは全部宿坊だそうです。)
だからそういう面で、外国人目線というより、自分たち目線で考えてしまっている感じがしました。
今回は「外国人に喜んでもらえるホテル」なのでもっと外国人目線で考えられるとよかったかなと思います。