今日のChicora学園(3/26)道徳の教科書に載せるなら誰?

今日もわいわい授業がありました。

来年から中学校の教科書が変わりますが、来年の道徳の教科書にヒカキンが載るそうです。

↓ヒカキンが教科書に載るニュース

https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20240323-OYT1T50065/

ヒカキン以外にも渡辺直美やローランドも載るそうです。

↓ローランドが教科書に載るというニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/2cfb17f121ec991054638e3abb38b731db0bdb35

そういう今活躍してる人も載るんですね。

道徳の教科書は「人に優しくしましょう」みたいな話ばっかりかと思っていましたが、今の道徳はそんなのばっかりじゃないんですね。

 

と、いうことで今日のお題は「道徳の教科書に載せるなら誰がいい?」です。

令和の時代に生きていたら、誰でもOKとしました。

チームに分かれて話し合ってもらいました。

 

1チーム目

このチームは呪術廻戦の作者の芥見下々先生を選んでくれました。

道徳はぶっちゃけあまり面白くないし、必要性がわからない科目です。

しかし知っている人が出てくれば、多少は面白くなるだろうということで、人気がある人を出すべきだろうと考えてくれました。

そこで誰が人気があるかを考えて、今はアニメや漫画が流行っているので、漫画家がいいだろうということで

今人気のある呪術廻戦の作者を選んでくれました。

呪術廻戦は打ち切りになりかけた過去もあるらしく、その辺りの苦労話もあるので、道徳の教科書に載せられそうということでした。

 

 

2チーム目

このチームは将棋の羽生さんを選んでくれました。

このチームは論理的に話を進めてくれました。

まずは道徳の教科書にどういうことを載せるかを文科省のHPで調べてくれました。

そして来年の道徳の教科書に載る人を調べてくれました。(ローランドが載るのはこのチームの発表を見て初めて知りました。)

ローランドの考え方は面白い面もあるので、生き方の参考になる部分はあるかと思いますが、ホストを載せるのはどうなんだろうと思う部分もありますね。

それにローランドは文科省が言っている「家庭や地域社会に連携した道徳教育」につながっているのか?は謎な部分があります。

つまり来年の教科書に載るメンバー的に文科省の言ってることと合ってなくても多少は大丈夫じゃないか?逆に他の基準があるんじゃないか?ということで

来年教科書に載るメンバーに共通することを考えてくれました。

それは「国に功績を残した」ことだと考えました。(ローランドは謎ですが)

だから功績を残した人を選べばいい。

でも功績の基準が人によって色々あるから難しい。

そこでみんな納得できるような功績を上げた人は誰か?

そこで国民栄誉賞を調べてくれました。

国民栄誉賞は国が認めた功績のあった人ですからね。国民栄誉賞を取った人なら誰からも文句は出ません。

国民栄誉賞を取った人は何人かいますが、その中から羽生さんを選んでくれました。

羽生さんは普通に道徳の教科書に載りそうですね。(藤井聡太君は載るみたいです。)

でもみんな羽生さんのことはあまり知らないみたいでした。

発表中に「この人知ってますか?」とみんなに質問していましたが、みんなポカンとしていました。

今は藤井君の方が強いですからね。

ちなみにフィギュアスケートの羽生ゆずる君も国民栄誉賞を取っていますが、英語の教科書にも載ってるし、離婚したので載せないそうです。

 

 

3チーム目

このチームは志村けんを選んでくれました。

このお題の話をするときに、私がまず出したのが大谷選手の通訳の水原一平さんのことです。

水原一平さんは英語の教科書に載るそうです。(ちょうどこの前それが文科省の検定を通ったみたいで、どうするんだろう?って感じですが)

だから、水原一平さんとか問題を起こしてる人は載せれられないということを話してくれました。

そして功績を残していることということで、志村けんをあげてくれました。

志村けんは人や動物に優しくしていて、多くの後輩を育てたのが素晴らしいですね。

 

 

 

勝負の結果は2チーム目が勝ちました。

やはり、一番論理的だったのが勝因ですね。

このお題は誰でもいいので、すごく候補が多いです。

その中で一人選ぶなら、それなりの理由が必要です。

そこで国民栄誉賞から選ぶと言われると、それ以上の功績はなかなか見つけられないので、反論はほぼ不可能ですね。

あと、文科省の言っていることを調べてくれたのもいいですね。

こういうお題で「まず文科省がなんと言っているか調べよう」と思える中学生はほとんどいないんじゃないかな?と思います。(大人でもそんなことなかなか思いつかないですね。)

そうやって説得力を上げるために必要な情報を集める力はすごいなと思います。

 

道徳の教科書を作る会議でも羽生さんは間違いなく候補に上がったでしょうね。

でも、今回の道徳の教科書はローランドを載せるぐらいだから、ちょっと攻めようという考えだったんでしょうね。

だから無難な羽生さんは外されたのかもしれませんね。(藤井君と羽生さん載せちゃうと将棋界から二人も載せることになるので、単純に藤井君に負けたという理由もあるでしょうけど。)