今日のChicora学園(2/15)
今日もわいわい授業がありました。
今回もテストが近いので、テスト関連のお題です。
今1年生は国語の教科書で「不便益」の文章をしています。
不便益とは、あえて不便にすることで、今まで見えていなかったよさが見えてきたりするというものです。
詳しくは、不便益システム研究所のHPを見てみてください↓
http://fuben-eki.jp/whatsfuben-eki/
この不便益システム研究所の代表の川上浩司さんが書いた文章が国語の教科書に載っています。
うちも不便益システム研究所の商品「素数ものさし」を買っていました。
写真を撮ろうと今探したら、なかった…。(だからアマゾンの商品ページ↑)
これは物差しのメモリが素数しか書いていない定規です。
一見不便に見えますが、よく考えると、どんな長さでもちゃんと測れます。
こんな感じで、「『不便で嫌だな。』『面倒くさいな。』と思って避けてきた物事の中に、実は、新しい気づきや楽しみが隠れているかもしれない。」(←教科書本文から)ものが不便益です。
ということで、今日は学校で「不便益」ができないか?を考えてもらいました。
1チーム目
こちらのチームは二つ出してくれました。
一つ目は、自転車登校をやめるということです。
陵成は新西方の子は自転車登校ができますが、それをなくすというものです。
それをなくすことによって、
・歩くから健康になります。
・今は自転車の子と歩きの子が一緒に帰りにくいようですが、みんなが歩きになればみんな一緒に帰りやすくなります。
・あと自転車通学できない子の不満が解消されます。
などのメリットがあるようです。
二つ目は、タブレット授業を紙にするというものです。
それをすることで
・視力の低下を防ぐことができます。
・タブレットは電池切れがあるけど、紙ならそういう心配がなくなります。
などのメリットがあるようです。
2チーム目
こちらのチームは「検温した体温を送るやつ」をなくすそうです。
私はよく知らないのですが、学校で毎朝体温をタブレットで送っているそうです。
その時に適当な体温を入力している子がまあまあいるそうです。(まあいるだろうなとは思います。)
だから、タブレットをやめて、親に紙に書いてきてもらうようにするそうです。
そうすることで忘れた人は正直に学校で測るしかなくなります。
また適当に書く人が減って正確な結果がわかります。
勝負の結果は1チーム目が勝ちました。
正直内容面や発表面はどちらも同じぐらいかなと思います。
今回の決め手はチームワークでした。
2チーム目はパワーポイントを誰が作るか?などでちょっともめていて、チームワーク面が今ひとつでした。
毎週ブログを見てくれている方ならわかるかもしれませんが、今回の2チーム目のスライドに載っているおじさん(バンバンジー竹中)は3週連続で載っています。
だいたいわかるかと思いますが、同じ子が作っています。
内容はみんなで相談しているのでいいのですが、パソコンを使う子が固定されてしまっています。
もちろん得意不得意があるので、それぞれの長所を活かせばいいのですが、固定されすぎるのも困りものです。
パソコンはみんな使えるようになって欲しいですからね。
そこをみんなで自主的にうまく役割を回せられればよかったのですが、固定化が進んでしまいました。
それでちょっともめていたので、次回からパソコンを使う人をくじで決めることにしました。
新しいことを始めると、まあ何か問題は出てきますよね。
そういうところもみんなと一緒に解決していければいいなと思います。