今日のChicora学園(10/26)ペッパーくんを改良するなら?
今日は陵成の3年生が修学旅行から帰ってきました。
今日はスペイン村と伊勢神宮だったので、雨が降らなくてよかったですね。
さすがに修学旅行から帰ってきて授業はしんどいですので、みんなテスト前に授業を振替しています。
それでも、一人わいわい授業にはきてくれました。
わいわい授業
今日のお題も昨日と同じで「ペッパーくに3つ機能を付け足して、クビにされないようにしよう」です。
ソフトバンクのロボット「ペッパー」は契約更新されずどんどん戻ってきていて、在庫がたくさんあるので生産も中止になったそうです。
つまりペッパーくんはどこか使いづらいところがあったのだと思います。
そこでペッパーくんが契約を切られないように、新しい機能を3つ追加しようというお題です。
チームに分かれて発表してもらいました。
1チーム目


こちらのチームはペッパーくんを役者として使うという軸で考えてくれました。
そのために必要な能力は①演じる機能、②自由に動く機能、③声を変更できる機能です。
①②は似ているように思えますが、①の方は感情表現のことです。
たぶんまだAIで感情を作るのは難しいでしょうけど、人間の感情を真似する(ここのシーンではこういう感情の動きをする)とかを覚えさせる(プログラミング)するのは十分に可能です。
覚えさせて、本物の感情があるような表現を目指すそうです。
表現だけでは映画は撮れません。やはり動きがないと話にならないので、自由に動けるようになる必要があります。それが②です。
役者として使うなら、いろんな役ができないといけませんので、声が一つでは困ります。
そのため役にあった声を出す機能も必要です。それが③。
あと、映画のあらすじも考えてくれていました。しかも映画のポスターも作ってくれていました(笑)(写真の左下)
そもそもなぜペッパーくんを役者にしようと考えたかというと、役者にしてペッパーくんが動き回る姿を多くの人が見れば、ほしいなと思う人が出てくるだろうという考えからです。
役者として使うだけだとペッパーくんが売れる台数は少ないですが、その演技を見て買ってもらう、つまり広告として映画を作るということです。
2チーム目


こちらはまず今のペッパーくんの欠点を考えてくれました。(結構ボロクソ書いてますが、半分冗談ですので)
主に値段が高い、見た目が不気味、機能の年齢層が狭いの3点が問題のようです。
それを解決するためには、見た目をかわいくする、安くて丈夫で軽くする、いろんな人に需要があるようにすればいいのではないかと言うことでした。
その前提があって、ペッパーくんを普通のお店の入り口で使うとしたらどうすればいいかを考えてくれました。
①検温機
今のご時世お店の入り口に検温機があると助かります。
②消毒機能
検温をすると同時に消毒もしてもらえると、スムーズに店に入れます。
③発券機
発券機が必要なお店なら欲しい機能ですね。
その改造後のペッパーくんのイメージ図も作ってくれていました。
勝負の結果は2チーム目が勝ちました。
アイディアは1チーム目の方が意外性もあって面白かったかと思います。
ただ今回私が2チーム目を選んだ理由は、現状の問題点をあげて、それに対処すると言う流れをしっかりと強調して発表してくれた点がよかったからです。
面白い意見を出すのは素晴らしいのですが、それがどうでてきたか?もあった方が受け入れやすいです。
だから意見の受け入れやすさと言う面で2チーム目が勝っていたかなと思います。
あとは、パワーポイントを使っていて見やすかったと言う面もありますね。
1チーム目の子にあとから話を聞きましたが「私パソコンの使い方わかんないし〜」と言っていました。
わいわい授業でパソコンを使うようになってまだあまり回数を重ねていないので、仕方ないですが
大人になって仕事をするなら使えるものは何でも使っていくべきだと思います。
大人になったときに「わかんないし〜」と逃げるのは私は良くないと思っています。
ちなみに私は今の所パワーポイントの使い方の授業みたいなのはするつもりはありません。(わいわい授業中も使い方聞かれたらその都度教えています。)
パソコンの使い方はある程度わかっている子もいますし、中学生なら触っていくうちに勝手に色々覚えていくので、そういうのをみんなで教えあって徐々にレベルアップしていってほしいなと思います。
そしてもっとうまい発表ができるようになればいいなと思います。