今日のChicora学園(1/11)犬猫の販売は禁止するべき?
今日はわいわい授業がありました。
今日のお題は
フランスで2024年からペットショップでの犬猫の販売が禁止されるそうです。
その理由はペットショップで衝動買いをしてしまい、捨てる人が多いからだそうです。
ペットショップだと可愛いワンチャン猫ちゃんが目の前にいたら衝動買いしてしまうこともあるでしょうね。
そういうのを防ぐ効果はあると思います。
今後はブリーダーから直接買うか、保護されているものを引き取るかのどちらかになるそうです。
そのニュース↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211120/k10013355501000.html
ということで、今日のお題は
「日本でもペットショップで犬、猫の販売禁止に賛成か?反対か?」
でディベートをしてもらいました。

まずは禁止賛成側の主張
ペットショップで可愛いと思って衝動買いして捨てることは日本でも起こっています。
日本では殺処分が年間3.8万件行われているそうです。
今は徐々に減ってきているそうですが、0にするには難しそうです。
だから規制を厳しくするべきという主張でした。
ペットを飼いたい場合、ブリーダーから買うようにするという意見も出してくれました。
ブリーダーなら飼い主を見極めて売ってくれるので大丈夫そうです。(例えば高齢者の方には売らないなど)
次に禁止賛成側への質疑応答です。
Q.ペットショップに元からいるペットはどうするのか?
A.その場にいる犬猫は売って、それが終わったらそれ以上は売らないようにする。
というような質疑がありました。
次にペットショップ禁止反対派の主張です。
今日本にペット売上は226億円だそうです。そのうち大半が犬猫が犬猫でしょうから、おそらく犬猫で160億円ぐらいはありそうです。
もし禁止してしまうとその分の経済損失になってしまいます。
また、ペットショップを禁止しなくてもペットにマイクロチップを埋め込んで捨てられても飼い主を特定して罰金をさせるなどすればペットを捨てることは防げそうです。
また、マイクロチップなど管理体制を強めれば、ペットの値段が上がります。するとペットが気軽に飼えなくなり、本当に飼いたい人だけが飼うようになります。
しかも、そういう高いお金を出しても買うような本当にペットを飼いたい人は、あまりペットを捨てなさそうです。
だからペットショップで禁止しなくても、規制を強めることでペットが捨てられる問題は解決できるという主張でした。
質疑応答
Q.今身内からペットをもらっている人も多いから、規制を強めても難しいんじゃないか?
A.ペットショップから買うようにすればいい。
というような質問が出てきました。
お互いの主張や質疑応答を聞いて、一度チーム内で話し合いタイムを設けて、最後ももう一度主張してもらいました。
今度は禁止反対派からです。
最初の主張のまとめとそれに少し付け加えてくれました。
ペットショップを禁止にしなくても
・マイクロチップを埋め込めばいい
・ペットショップで買ってから7日は契約解除できる
・買うときに捨てないと署名をする
・それを破った場合罰金を払う
・避妊手術義務化
それらをすることでペットショップでの販売を禁止しなくても殺処分を減らせるとまとめてくれました。
最後に禁止派の主張です。
ペットショップでの犬猫の販売を禁止すれば犬を飼う人が減ります。
猫は拾った人が多いので、あまり減らないかもしれないようです。
ただペットショップでの犬猫の販売が禁止になれば、育てる人が少なくなって、殺処分も減るだろうと主張してくれました。
勝負の結果は禁止派が勝ちました。
こうやって今ブログにまとめていると、禁止反対派の方がしっかりとした意見を言っているように感じます。(私がだいぶまとめていいように書いてしまったかな)
しかし発表を聞いている時は禁止派の方が話がわかりやすかったですし、根拠をしっかり調べてそれを交えながら発表していたので、説得力がありました。
ディベートはやはりまずは根拠となる事実をしっかりと調べないと、説得力を増すことができません。
せっかくパソコンでいろいろ調べられるので、これからは根拠をしっかりと挙げて主張していってほしいなと思います。