3月はっけん授業 法隆寺東大寺巡り

3月19日にはっけん授業で、法隆寺、東大寺に行ってきました。

今の中1、中2はコロナの影響で小学校の修学旅行で奈良や京都に行けていません。

中2の子と話をしていたら「東大寺行ったことないから行ってみたい」という話があったので、行くことにしました。

法隆寺

朝の8時半に教室に集合してまずは法隆寺に向かいました。

11時前に法隆寺に着きました。(混んでたからちょっと遅くなった)

法隆寺はみんな自由に見学しました。

しかし、自由に見学してしまうとしっかり見なかったりするので、今回は法隆寺クイズを作ってその答えを探しながら見学するようにしました。

みんなで相談しながら解いていました。

小学生は私がヒントを出しながら解いていたの余裕があります。

五重塔を見たり

エンタシスの柱(真ん中が太い)のことは覚えておいてもらいたかったので

それが錯覚じゃないことを確かめるために長さも測って、実際に真ん中が太いことを確かめたりしました。

博物館も見学しました。(これは博物館から出てきたところ)

博物館内もクイズ作ってます。

ちなみにクイズを作るために私は前日に下見に来ました。だから二日連続の法隆寺でした。

なのでここは見てほしいというところを問題にして、ネットで調べても絶対にわからないような問題にしています。

例えば博物館にこの有名な聖徳太子の絵がありますが「この前に展示してあるものはなんでしょう?」など

見ればすぐにわかるものにしています。あんまり難しいと嫌がられますからね。

ここは夢殿(ゆめどの)という八角形の建物。

中に聖徳太子と同じ身長の像があるそうです。(春と秋に公開されるそうです。行った時は公開されてなかった。)

法隆寺から帰るところ。

だいたいこういうお寺などを見る時はガイドさんをつけるのですが、今回はつけませんでした。

なぜかというとガイドの時間が2時間〜と長かったからです。

それだと次の東大寺の時間が減ってしまうので、諦めしました。

ガイドなしならみんなさーっと見るだけになるだろうから1時間もかからないかなと思っていました。

でも、それはもったいないので1時間は見られるようにクイズを作りました。

そしたらみんながんばってクイズの答えを探してくれたので、1時間半はかかりました。

混んでいて着くのが遅くなって、予想以上にしっかり見てくれたので、予定より30分ほど遅くなってしまいました。

昼ごはんは平城京跡のところで食べる予定でした。

こういうのがあるらしい。(ここは下見に行ってない。近鉄で奈良に行くと途中に見えます。)

しかし、平城京跡までのルートを調べるとめっちゃ混んでいて、東大寺のガイドさんとの待ち合わせに遅れそうです。

なので、仕方ないので、東大寺に行く途中のイオンモールで昼ごはんを食べました。

春日大社

で、なんとかギリギリでガイドさんとの待ち合わせ時間に間に合いました。(奈良公園周辺も混んでいました。)

奈良公園はガイドさんに案内してもらいながら巡ります。

ここからは2班に分かれてまわりました。

私は小学生の班についてまわったので、ここからは小学生班の写真が多めです。

まずは春日大社という神社から見学しました。

まずは手を洗います。

春日大社の参道にはたくさんの灯篭がたっています。

日本一多いんだそうです。

上の写真の灯篭は下に鹿が彫ってある珍しい灯篭。

他にも、ほぼ全ての灯篭は「春日社」と書いてありますが、たった5個だけ「春日大社」と書いてある灯篭があるそうです。

その5個を全部見つけるとお金持ちになれるそうです。

ま、ガイドさんに5個の位置を全部教えてもらえたのですが。

これで金持ちになれるのかな?

春日大社には約3千もの灯篭があるそうなのでその中から自力で見つけるのはほぼ不可能です。

春日大社の本殿。

(中で写真を撮るのを忘れた。)

小学生向けのガイドだったので、説明も結構ざっくりだったのですが

私が個人的に一番よかったのが、ここ。

菅原道真が座ったと言われる石。

ガイドさんに座っていいよと言われたので、座った。

ここは春日大社の横にある手向山(たむけやま)というところ(そんなに山って感じはないです。)

この手向山は百人一首で菅家(菅原道真)が詠んだ「このたびは 幣(ぬさ)もとりあえず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」という歌に出てきます。(後ろにもその歌が書いてある)

私はここが「あの手向山か〜、それなら間違いなく菅原道真が来てるな〜」と一人で感動していたのですが、

小学生にはそのすごさが伝わることはなく、ただ石に座って写真をとっただけです(笑)

ちなみに今確認のためにネットで調べたら、手向山はどこかはっきりわかっていないそうです。

京都から奈良の途中のどこかではないか?と言われているそうです。

一気に萎えました。一人で盛り上がっていたのがバカみたいです。

確かに周りにあまり紅葉はありませんでした。

これは二月堂。

2月にお水取りという行事をすることで有名なところです。

お水取りはこうやって火をたく行事。

小学生向けなので、ここもあまり詳しい説明はありませんでしたが、二月堂の下に小さい建物があって、そこの中に井戸があるそうです。

この行事の時にその井戸から水を取るので「お水取り」というそうです。

二月堂は眺めがよくて、奈良市内が一望できます。

東大寺の屋根も見えています。

一番奥の山の向こうは大阪だそうです。

東大寺

これは東大寺の鐘。

東大寺は2回焼けているので、建築当時のものはほとんど残っていないそうですが

この鐘は1300年前からそのまま残っているそうです。

(ここまで結構歩いたのと、地味なものしか見てないのでちょっと疲れ気味。このあと休憩しました。)

そしてやっとメインの東大寺です。(ちょっと元気がでた)

しかしこの日は混んでいて入るまで15分ぐらい並びました。

ガイドさんによると東大寺に入るのに並んだのはコロナ後初だそうです。

それぐらい観光客が戻ってきているそうです。

並んでいる間にいろいろ説明を聞きました。

東大寺は今まで2回火事になっていて、今は3代目の建物だそうです。

3代目の今が一番小さな建物になっているそうです。(昔はもっと大きかった)

火事で大仏の首の部分が溶けたりしてなくなったので、なくなった部分を修復して今の大仏があるそうです。

大仏の下の方は奈良時代にできた時のままの部分もあるみたいです。

だから今の大仏は奈良時代に作られた部分、鎌倉時代に修復された部分、江戸時代に修復された部分が混在しているそうです。

で、やっと入れました。

桜も咲きかけです。

大仏殿の前にあるこの灯篭も奈良時代からずっとあるものだそうです。

すごく装飾が細かくて、これが1300年も外でずっと残ってきたのがすごいです。

大仏はやっぱり大きいです。

ちなみにこの建物の柱は、これだけ大きい建物を支えないといけないので、

1本の木では足りないので何本もの木を合わせて、1本の柱にしているそうです。

そんな太い柱を60本用意して屋根を支えているそうです。

そして最後に行ったのが東大寺南大門(なんだいもん)。東大寺の正門です。

ここは歴史の教科書にも出てくる金剛力士像があるところです。

この像は鎌倉時代に運慶、快慶によって作られました。(←これは歴史で習う)

でもこの大きな像はたった69日で作られたそうです。

近くで見ても全然わからないのですが、この像は3000個以上のパーツを組み合わせてできているそうです。

だから69日という短い期間でできたそうです。

私はパーツに分ける方が複雑でややこしくなって時間がかかりそうだなと思ってしまいますが…。

あとこの門は風で倒れたことがあるらしくて、倒れないように中国から建築の技術を学んだそうです。

その技術が縦の柱に横の柱を貫通させる技術だそうです。

門の上はこの写真のように何本もの横の柱が縦の柱に貫通させてあります。

この技術を取り入れてからは倒れていないそうです。

奈良公園

春日大社から南大門まで2時間ぐらいガイドをしてもらって、最後はみんなお待ちかねの奈良公園の散策です。

鹿と触れ合ったり、お土産を買ったりしました。

みんな鹿せんべいを買って鹿にあげていました。

でも、この日は観光客が多くて鹿もたくさんせんべいをもらったからか、あまり食べてくれませんでした。

上の写真みたいにあげても知らん顔されます。

これもガイドさんによるとコロナ後はこんなことはほぼなかったそうです。

この前まではせんべいを持っていると鹿が寄ってくるぐらいだったそうです。

でも今回はなんとか食べてくれる鹿を探して、鹿せんべいを消費していました。(みんな1枚は自分で食べていた。)

そして、みんなお土産も買いました。

修学旅行の定番の剣も買っていました。

最後ガイドさんにお礼を言って

車に乗る前のトイレの待ち時間に剣で闘って

帰ってきました。

帰りもすごく渋滞していて、奈良公園から出るのに30分かかりました。

まとめ

全体的に観光客が多かったのか、奈良市内結構渋滞していて、昼ごはんは予定通りいきませんでした。

(昼を食べたイオンモールの駐車場さえ混んでいた。)

でも、みんな楽しんでくれたからよかったかなと思います。

法隆寺や東大寺は歴史の問題でもよく出るので、ぜひ覚えておいてほしいなと思います。

修学旅行で行けなかった分が今回のはっけん授業で穴埋めできたかなと思います。