今日のChicora学園(8/30)リモート授業の問題点

今日もわいわい授業がありました。

今日のお題も「リモート授業をどうやっていくか?」です。

まずはチームに分かれてリモート授業の問題点をあげてもらいました。

そして、問題点を「重要度の高い、低い」「生徒家庭の問題、先生学校の問題」に分けてもらいました。

1チーム目

2チーム目

2チームとも学校側が解決すべき重要度が低い問題は思いつかなかったみたいです。

やはり学校の先生の立場に立って問題を探すのは難しいのかもしれません。

でも「生徒の様子が見えない」や「ミュートやカメラオフの人がいる」などは学校側でも対策できるような問題かなと思います。

両チームの意見を見て、それぞれこれは違うんじゃないか?ということを話し合ってもらいました。

「友達関係が薄れる」という問題点は「LINEとかで連絡取り合えるので、そこまで問題にならないのではないか?」という意見があって、うまく反論できていませんでした。

私は友人関係が薄れる子は少なからずいると思うので、問題にはなるかと思います。

他にも「席が見回れない」「授業が複雑になる」などに対して「どういうことですか?」「こうすれば問題にならないんじゃないか?」など質問が出ていました。

でも、みんなは私が思っていたほどこの話し合いの趣旨を理解できていなかったように思います。

ここでは問題に被りや意味不明な問題がないかをお互いチェックしてもらいたかったのですが、解決策などを話し合うところまで話が進んでしまっていました。

例えば1チーム目の「席が見回れない」と「授業中の生徒の様子が見れない」は同じ問題だと思います。

そういうところをお互いに指摘してほしかったのですが、うまく伝わりませんでした。

今までわいわい授業は新しいアイディアを話し合って発表するというパターンが多かったので、

既存の問題について考えるのはまだちょっと苦手なのかもしれません。

その後、問題点を一つ選んで発表してもらいました。

1チーム目

「生徒が授業を理解できたかわからない」という問題の解決策を考えてくれました。

まずどの問題を解決するかを考えるに当たって、解決しやすさを3段階にカテゴリー分けしました。

その中で最も解決が簡単そうな問題が「生徒が授業を理解できたかわからない」でした。

解決が最も簡単なだけあって、解決方法は「ロイロノートを使ってできたかどうか確認する」という解決策でした。

2チーム目

「先生の声が聞き取れないことがある」という問題の解決策を考えてくれました。

聞き取れない原因は他の生徒の声にあるそうです。

だから先生はイヤホンをして授業をするようにするそうです。

すると生徒の声は先生にしか聞こえず、他の生徒の声で先生の声が聞こえにくくなることはなくなりそうです。

(今のマイクの技術ならアウトプットした音が再度インプットされないようにはなっていると思うので、そこはそもそも問題にならなさそうですが。)

やはり「問題を探し出す」ということを今まであまりしていなかったので、今回のお題はみんななかなかうまく話が進みませんでした。(この前の水曜日も)

わいわい授業は大体いつも私がお題や問題を出して、その解決策やアイディアを発表してもらっています。

しかし、社会に出た時に必要な力はそれだけではなく、問題を探し出す力もかなり大切です。

むしろ問題さえ発見できれば、解決策はすぐに見つかることが多いです。

今回のみんなが見つけてくれた問題点も解決策はすぐに見つかるようなものが多いです。

だから解決策の発表も「これだけしかないけど…」みたいな不安そうな発表でした。

今後も「問題発見→解決策」の流れを取り入れていきたいと思います。

明日はうまくできるといいけど。(わいわい授業用のパワーポイントに導入と例を結構付け加えました。)