今日のChicora学園(6/8)中間テストの結果

今日は陵成の中3は修学旅行二日目ですね。

水曜日は授業が少なく来る人数が少なめなのですが、さらに少なくなって今日も寂しい教室でした。

いつもならわいわい授業があるのですが、水曜日のわいわい授業は3年生が多く、参加できるのが二人だけになってしまいました。

そこで二人にどうするか聞いたら、今日のわいわい授業はお休みにするということになりました。

ということで、あまり書くことがないので中間テストの結果について書いていこうと思います。

中間テスト結果

私は〇〇点アップとか書くのがあまり好きではありません。

理由は色々あるのですが、

「数学30点アップ」とか書くと、「そんなに上がってすごい」と思う人より、「え?それ前何点やったん?」と思う人の方が多いと思うんです。(少なくとも私は後者です。)

だからあまりそういうことを書くつもりはないので、教室全体のことを書いていこうと思います。

でも、一人だけ、今回一番すごかった子のことを書きます。

それは中3で過去最高点を取った子です。

普通の子(9割ぐらいの子)は過去最高点は中1の1学期中間になります。

なぜなら1年1学期中間が一番簡単だからです。(英語はアルファベット書くだけの問題や、数学は+-の基本計算ばかり)

だから1年の1学期中間の点数を超えるのはかなり大変です。

それを中3で達成するのはホントすごいです。

ちなみにその子は中1の2学期からうちに入ってくれましたが、入る前と比べると順位は60位以上上がりました。

5科目合計点で見てみると…

過去最高点を出すのは難しいので、過去最高はその子だけでしたが

過去2番目に高い点をとってくれた子は何人かいます。

あと点数ではなく順位で見ると

過去最高順位の子が二人いました。

入塾後最高順位の子は全体の30%ほどでした。

塾に来る子はだいたいが成績が下がってから来ますので、入塾前の成績を超えるのは大変だったりします。

だから入塾後過去最高の成績をとってくれることが、順調に成績が上がっている証で、私としては嬉しいです。

今回教室全体の5科目合計の平均は前回と比べると約19点上がりました。

まあ学校の平均が約15点上がっているので、それぐらいは上がって当然なんですが。

学校の平均よりも4点ほど上がりました。

各科目で見ていくと…

今回は数学が上がった子が多かったです。

うちの子の数学は平均で7点ほど上がりました。

学校の平均は2点ほど上がっているので、平均よりも5点ほど上がりました。

今回うちは、国語、数学、理科が調子良かったです。

うちの子は数学は基本問題が多いときに、上がる傾向があります。

やはり基本問題をしっかりとやっているからかな?と思います。

(逆に応用が多いときはちょっと厳しいんですが…。)

でも私は基本問題をしっかりと点を取れるのは、うれしいです。

入試でも基本問題さえしっかり取れば、それだけで30点(50点満点中)は取れますからね。

国語も学校平均よりも4点ほど上がりましたが、

いまいちなんで上がったのかわかりません。

国語の授業をとっている子が少なく、みんなの出来具合を普段からしっかり見ているわけではないので、なんとも言えないですね。

理科は2、3年生は難しい範囲だったので厳しいかなと思っていましたが、みんなが私の予想以上にがんばってくれました。

でも、逆に英語と社会は厳しい結果でした。

うちは歴史が好きな子が多いので歴史の時は比較的調子がいいのですが、地理になるとちょっと厳しくなりがちです。

中3は全部歴史のテストなのですが、「歴史が好き」と言っている子も明治以降の歴史はあまり好きでない子がまあまあいます。(やっぱり歴史で人気があるのは戦国時代です。)

中3の歴史は明治以降なので歴史好きの子も周りと同じぐらいになってしまったりします。

今回一番私が悔しかったのは英語ですね。(学校平均に比べると2点下がってしまいました。)

今年度から毎回の授業の時に英単語テストを始めました。(不合格の子は居残りで単語練習)

それで、「単語テストのおかげでテストの時単語書けた」とうれしいことを言ってくれた子も何人かいます。(お世辞かもしれませんが(笑))

せっかくみんな毎回がんばって単語を覚えてきてくれていたのに、テストの結果につながらなかったのが残念です。

英語と社会が厳しかった理由は…

去年の2学期期末から、3学期学年末の時に英語と社会は結構上がりました。

その反動で今回は厳しい結果だったのかもしれません。

だから試しに去年の2学期期末と、今回の1学期中間を比べてみると、両方とも上がっています。

まあ、長期的に見て上がっているならそれでいいのですが。

うちは開校して2年経ちますが、過去2年間を見ていても1学期中間は毎回厳しめの結果でした。

しかし今回は5科目合計でしっかりと上がったのでよかったです。

ちなみにここまで前回との比較ですので、中2、中3の点数だけで話を進めています。

中1は初めてのテストで比較対象がありませんので。

次回からは中1の子も比較できるようになるので、ぜひ今回を超えられるようにがんばってほしいなと思います。

あまりわかってもらえないけどうれしかったこと

今回のテストで私が個人的にかなりうれしかったこと(たぶん私の塾人生で過去最高のこと)がもう一つあります。

点数のことではないんです。

それは「ほぼ全員の子が全てのテストの結果を持ってきてくれたこと」です。

え?何それ?そんなこと?当たり前じゃないの?と思うかもしれませんが、実はこれはかなりすごいことです。

塾のセミナーなどに行くと講師の先生が「みなさんの塾ではテストの結果集めていますか?」とか聞くことがまあまああります。(つまりテストの結果を集めてない塾もあるということ。(←私は信じられないのですが))

仮に集めていてもなかなか全部集まることはありません。

みんな悪いテストは見せたくないので、いいテストだけ持ってくる子もまあまあいます。

だから悪いところはわからないままのこともあります。

全部の塾のことを知っているわけではないので私の予想ですが、だいたいの塾がテストの結果は6割ぐらいしか集められないと思います。

でもうちは9割5分以上わかっています。

私は一人でこれは奇跡だと思っています。(あまり誰も理解してくれないのですが)

みんなそれだけうちを信頼してくれているのかな?と思います。

だから悪い結果でも隠さずにちゃんと持ってきてくれるのはすごくうれしいです。

あとうちは点数が上がってもごほうびは特に出していません。

でも、ワークを2回3回進めたりするとごほうびを出しています。

私は点数や結果よりもプロセスやどれだけ努力したかが大事だと思っています。

だから悪い結果でも持ってきてくれるのかな?と思います。

ある子は英語の点が下がってしまいましたが、返ってきたその日にすぐに見せてくれました。

そして「英単語テストでここ出たから、テストでも書けた」と言っていました。(すごく悔しがっていましたが)

その子がそうやって言ってくれるのは、ちゃんと自分がやってきた勉強のプロセスを大事にしてくれているのかな?と思います。

もし点数だけを追い求めていたら、そのテストは見せてくれなかったかもしれません。

私はそういう姿勢がすごくうれしいです。

プロセスを大事にする姿勢が身についていれば、成績もきっと上がっていくと思います。

実際その子は英語、前回の学年末で過去最高順位だったので、長期的に見れば上がってきています。

あと、大げさかもしれませんが、プロセスを大事にする姿勢は成績だけではなく、人生においても大事なことなんじゃないかな?と思います。

そうやってみんなが結果をしっかり持ってきてくれるおかげでテスト結果のデータ分析もかなり捗ります。

学校の平均に比べて上がったとか下がったとかはデータ数がある程度ないとあまり意味がありません。(データ数が少ないとばらつきが大きくなるので。)

ぶっちゃけいうと今回の平均に比べて4点上がったというのは、統計学的に優位な数字ではありません。(統計学的に優位な数字を出すにはまだ生徒数が少ない。)

でもここまで分析できるのは我ながらすごいと思っています。

ここまで分析できる塾はほぼないと思います。

ちょこちょこ「過去最高順位」など順位のことを書きました。

陵成のテストの結果表を見ても順位はどこにも書いていませんが、順位もテスト結果表のヒストグラムから計算して出しています。(エクセルに入力すればすぐに順位が出るようにプログラムを組んでいます。)

たぶんそんな順位を出している塾もほぼないと思います。

こうやって分析ができるのも、みんながちゃんと持ってきてくれるおかげです。

うれしいです限りです。

でも、またすぐに次回の期末試験がやってきます。

次回の期末試験もがんばって勉強して、いい結果を出してほしいなと思います。