今日のChicora学園(4/6)始業式!

しばらくブログが書けなくてすみません。

春休みは私も結構授業に入っていて、授業がない時は面談が入っていて結構忙しかったので、なかなか書けませんでした。

今日はちょっと余裕があるし、始業式なので久しぶりにブログを書こうと思います。

始業式

今日は始業式でした。

みんな今日来たら「クラス最悪だった〜」とか「また誰々と一緒だった〜」とか言っていました。

うちではみんながどのクラスか、どんなクラスか聞いています。

みんなおもしろがっていろいろ書いてくれています。

クラス替えはみんなにとってかなり大事なイベントですからね〜

いいクラスでいい一年が送れるといいですね。

明日は中1や高1が入学式ですね。

わいわい授業

今日もわいわい授業がありました。

4月1日からいろいろと値上げされました。

戦争のせいで今後もいろいろと値上げが続きそうです。

値上げをするとなると、何かしら説明をつけて理解してもらわないといけません。

今ならどこも値上げしてますし、ニュースでも結構言われているので「原料価格の上昇で〜」と言っておけばだいたいの人は「仕方ないな」と思ってくれます。

でも何年か前「明治おいしい牛乳」が1Lから900mLに内容量を減らして、実質値上げをしたことがありました。

その時の説明が面白くて(無理やりで)、ちょっと話題になっていました。

内容量が減ったことを「持ちやすい」「筋肉への負担が減る」とかなり苦しい説明(ほぼ言い訳)をしていました。

買う側のメリットをうたって必死にいいように見せようとしていますが、誰がどう見ても苦しい言い訳です。

でも、明治の社員の人は苦しいとわかっていながらこれを考えたんだと思います。

だからみんなも社会に出たら同じような局面に出くわす可能性があるわけです。

と、いうことで今日のお題は

「値上げする時の説明(言い訳)を考えよう」です。

今のご時世なら「原料価格の高騰で〜」と言えばなんでも許される雰囲気があるので、それはなしにしました。

上に書いた明治のように「買う側にメリットがあるように」理由を考えてもらいました。

あと値上げする商品は事前にみんなが欲しいものを聞いてあるので、それを1割値上げするならどうするか?です。

明治のように値段変えずに量や質を下げて実質値下げをするのもありとしました。

チームに分かれて話し合って、発表してもらいました。

1チーム目

マンガとスマホとAirPods(Appleのイヤホン)が値上がりするとして考えてくれました。

マンガは「リサイクルした紙を使ってエコにするために値上げする」

スマホは「軽量化や持ちやすさのために全体を小さくする」(値段そのままで原料費を減らす)

そしてAirPodsは「耳にフィットする形に変えて、落ちづらくなって、音もよく聞こえるようにする」(原料費を変えずにちょっと質をよくしたと言って、値上げする)

あとAirPodsについてはもう一つ原料費を変えずに使いやすくするアイディアがあって、それが…

今AirPodsは入れ物の外側に向いてイヤホンが入っているそうです。

↑こんな感じ

だからこの入れ物から出して、つける時半回転しないと(聞く方を内側に向けないと)耳につけられません。

そこで、入れ物を改良して入れる向きを変えれば使いやすくなります。

入れる向きを変えるぐらいは材料費も上げずにできます。

つまりコストはかけずに利便性を上げて、「利便性が上がったから値上げします」と堂々と言えるわけです。

このAirPodsに関しては実際に出して、実演しながら発表してくれたのですごくわかりやすかったし、納得できました。

(ちなみに調べたら、写真のように外向いているのは第2世代までで、最新の第3世代は内側を向いているようです。)

2チーム目

こちらのチームはイヤホン、ヘッドホン、スピーカーについてです。

こちらのチームは全て高級な商品についてです。全部数千円でも買えますが、そういうのではなくマニアが買うような何十万するような超高音質なものです。

まず20万のイヤホン。これは「新製品の研究開発をするから値上げする」と理由をつけるそうです。

20万も出すようなマニアならもうその会社のこと大好きでしょうし、新作が出るなら応援しようという気になると思います。

だから2万の値上げはいけるのではないかと思います。

次に45万のヘッドホン。これは値段は上げませんが、金属の部分(チタンとか使ってるらしい)をプラスチックとかに買えてコストダウンするそうです。

これに関しては「再生可能な素材に変えて環境に配慮」と説明するそうです。

まあ、環境問題を出されると誰も公には反論できないですからね。(Twitterとかで環境問題で値段を上げたことに文句を言うと叩かれる。)

最後は20万円のスピーカーです。これも値段は変えずにサイズを一回り小さくして、コストダウンをはかります。

その時の説明は「小さく、軽くすることで部屋にも置きやすい、床への負荷を減らす」と言うそうです。

最後にダジャレも言ってしめていました。

勝負の結果は2チーム目が勝ちました。

2チーム目は発表の仕方がうまかったです。

私はあまり高級オーディオのことはわかりませんが「マニアは研究開発って言われたら喜んで金出すんですよ」と

さもありそうなことを、語りかけるように発表していたので、「あ、そうなのか〜」とちょっと納得してしまいました。

あとマニア向けに説明するのは面白いと思います。「マニア向け」というのは、つまり20万のヘッドホンのターゲットがはっきり見えているからこその意見です。

値上げするとなると全員が全員納得してくれるとは限りません。

だから今後も一番大切にしたいお客さんに納得してもらえるような説明にするのはいい考えだと思います。

そういうターゲットを絞るという切り口は私の中になかったので、新鮮で面白いなと思いました。

ただ1チーム目も材料費を変えずに利便性をあげる具体的なアイディアを出してきたのは、すごくよかったと思います。

最新のAirPodsから1チーム目が出してくれた意見のような形になったので、アップルの会議と同じ意見が出せたということなんじゃないかな?と思います。