今日のChicora学園(10/4)

今日もわいわい授業がありました。

今日は今年はほとんどしていなかったディベートをしてみました。

今日のディベートのお題は「学校の朝読でマンガを読むのを解禁すべきか?すべきでないか?」です。

2週間前のわいわい授業の「生徒会長になるとしたらどういう公約にする?」というお題の中で「朝読でマンガを解禁する」という意見がありました。

だから今回はディベートでそれをちょっと深く掘り下げてみようと思います。

マンガ解禁に肯定派と否定派に分かれて議論をしていきます。

まずはお互いに主張をまとめます。

そしてお互い1回目の主張を行います。

(ディベートは紙に書いたりホワイトボードを使ったりはしないので、写真はこれだけです。)

肯定側の主な主張

・教育的なマンガもある(特に歴史系や古典など元の本は読みにくいけど、マンガなら読みやすい)

・東大生も薦めているマンガもある

それに対して

・マンガは想像力が養われないけど学校教育としていいのか?(後から主張しますが)

と質問が出ていました。

否定側の主な主張

・マンガは想像力が養われない(マンガは絵が描いてあるからその情景しか読み取れないけど、小説は絵がないから自分で想像しないといけない)

・国語の文章問題にも役に立つ

それに対して

・マンガでもこの先どうなるのかな?と予測したりするのでマンガでも想像力はつくのではないか?

・漫画の方がとっつきやすくて、勉強しやすいのではないか?

と質問が出ていました。

出てきた質問や相手の主張を受けて、最後にもう一度お互い主張します。

最後の主張は否定側からです。

否定側の最後の主張は想像力についてしっかりと主張していました。

・本を読んで、想像力を鍛えて考えることは教育としても大事。

・小説は一人一人自由に想像できる。

とうことでした。

肯定側の最後の主張は

・(学校教育としていいのか?という質問を受けて)教育マンガは絵が豊富だから、関連づけて覚えやすい

・「あさきゆめみし」というマンガ(源氏物語が題材のマンガ)を例に、源氏物語自体は読むのが大変だけど、マンガなら読みやすい。そして源氏物語は知っておくと国語でも役に立つ

ということでした。

勝負の結果は肯定側の勝ちでした。

ディベートは今年初めてしましたが、私が思ったよりはうまくできていたと思います。

両チーム話もしっかりとできていました。

しかし、話の組み立て方はまだ慣れていないからかちょっと今ひとつでした。

例えば、理由をいう時も「理由は3つあります」など先に宣言して「一つ目は〜、二つ目は〜」という感じで主張できると、聞いている方もわかりやすいです。

しかし、今回は両チームとも理由をだらだらと言ってしまっていました。

あと、両チームとも「教育にいいか?」「想像力がつくか?」に焦点を当てていて、朝読との関連性が薄れてしまっていました。

このお題はあくまで「朝読でマンガはありかどうか?」なので朝読にふさわしいかどうかにもっと関連づけてほしかったなと思います。

でも、初めてにしてはうまくいったので、今後もちょこちょこディベートをやっていこうと思います。