理科実験 その3 スチールウールの実験
8月8日に3回目の理科実験をしました。
今回はスチールウールを使った実験です。
これは学校でスチールウールを燃やす実験をしたという子がいて、面白そうだからみんなの前でやろうと思ったので、これにしました。
まずはスチールウールがどんな感じで燃えるか?を知ってもらうために普通に燃やしました。

炎が上がったりするわけではありませんが、サーっと火が回って全体が黒く(酸化鉄に)なります。
次にスチールウールは電気を流すので、スチールウールを長くして、そこに電気を流してみます。
電池を3つ直列つなぎにして、その両端を繋ぐようにスチールウールをつなげると、燃え始めます。

私が電池につなげていたので、電池をつけてる瞬間の写真はないのですが
燃え始めるのはいつも端っこの電池につけているところからでした。
そして端から火が燃え広がっていきました。
プラスマイナスを入れ替えてやってみましたが、特にどちらから火がつくという決まりはないようでした。
そしたら、「他にも燃える金属はある?」という話が出てきて
去年の理科実験用に買ったマグネシウムがあったので、それも燃やすことにしました。
(今回の実験の予定には全くなかったですが、みんなが興味を持ったものにはすぐに応えたいですので。)


マグネシウムは派手に燃えるので、みんな面白がって、何回か燃やしました。
めっちゃまぶしいので、何回もやっていると目がやられます。
マグネシウムを燃やした時の光は昔写真のフラッシュとして使われていたぐらいなので
次はスチールウールを錆びさせる実験です。
試験管に入ったオキシドールにスチールウールを入れてみます。その時に少し塩も入れます。
そしてそれを火にかけると…
すぐに錆びて赤茶色になります。
そしてその時に泡も出てきます。
それを集めて(特に何もしなくても試験管の中に溜まります。)
そこに火のついた線香を入れると、激しく燃えます。
これはつまり酸素が出ていたということです。
オキシドールはものを強烈に酸化させる力があるので、スチールウールを一瞬で酸化(錆び)させて、ボロボロにしてしまいます。
だから細かくボロボロになった赤茶色の鉄がオキシドールに溶けるので、オキシドールも赤茶色になります。(正確には解けたのではなく沈殿)
(オキシドールに入れる実験は写真を撮るのを忘れてた。)
最後に塩酸(トイレの洗剤)にスチールウールを入れて、熱してみます。

火にかけると泡がすごい勢いで出てきます。

そしてその泡を水上置換法で集めます。
そして、その集まった気体に火をつけます。
すると音を立てて爆発します。
つまり出てきた気体は水素ということです。
次に試験管から伸びるゴムチューブの先にシャボン玉をふくやつをつけてシャボン液をつけます。(要は水素のシャボン玉を作ります)
そしてできた水素のシャボン玉を燃やしてみると…

爆発します。
本当はこのシャボン玉を飛ばしたかったのですが、うまくいきませんでした。
スチールウールと塩酸の反応が激しすぎて(火が強すぎて)ゴム管の中に水分が入ってきていました。
それがシャボン玉まで来ていて、重くなって飛べない状況でした。
ゴム管に水分が入らないように火を弱めると泡が出る勢いが下がってシャボン玉ができません。
かといって火を強めると泡がゴム管の方にまでいって、シャボン玉まで達して、シャボン玉が飛ばないという状況でした。
もしうまくシャボン玉が飛んでいたら、すごい勢いで上に上がって、天井にぶつかって割れていたと思います。
水素は軽いので全くフワフワせずに、一直線で上に上がっていくはずです。
それをみんなに見せたかったのですが、そこは失敗に終わりました。
今回は一部うまくいかなかったところもありますが、マグネシウムを燃やしたり、水素を爆発させたり派手なところが多かったので
化学のことを全然知らない小学生でも楽しめたんじゃないかな?と思います。