令和4年度県立高校後期選抜の入試問題について思ったこと
入試問題
入試問題を一通り見たのですが、今年はちょっと傾向が変わったところがいくつかあったかなと思います。
ちなみに私は問題に目を通した(こうすれば解けるなと考えた)だけで、実際に解いてはいません。
だから実際解いた感覚とは少し違うかもしれませんが。
国語
国語は本文が掲載されないので、解けないのですがでも、古典はまた漢文を入れてきましたね。
最近古典と漢文両方入れるパターンが増えてきています。
今後もそれでいくのかな?数年前までだいたいが古文で漢文は4、5年おきに出すサイクルでしたが、
それだと対策されやすいので(漢文が出た次の年は漢文が出ないとか)、古文漢文ミックスで出すようにしたのかな?
でもミックスされてるおかげで、古文の深い内容理解までは必要なくなっているので、漢文の返り点さえ読めれば古典は得点源になると思います。
作文のところは相変わらず資料の読み取りが大変ですね。
数学
数学は資料の整理から結構問題が出されましたね。
今までこんなに資料の整理から問題が出たことはないと思います。
箱ひげ図は初めてかな?あと毎年大問2にある連立方程式の文章問題もボリュームが減りましたね。(その代わり箱ひげ図が入った。)
あと二次関数の問題もちょっと簡単?
でも二次関数のラストの問題は難しいと思います。
あと大問4の(1)②も難しいですね。計算が結構大変なことになりそうなので、これらに時間を取られると後が厳しくなるかと思います。(実際解いてみるとそうでもないのかもしれません。)
作図はいつもよりかは簡単な気がします。
最後の証明は私はまだちゃんと解いていませんが、解いた先生はいつもほど難しくないと言っていました。
社会
去年は大問2の日本地理で一つの地域(鯖江)推しで問題を作ってきましたが、今年はそれまで通り一つの地域を推すことなくまんべんなく出していますね。
だから社会は去年がちょっと特殊だったかな?
でも某e◯suさんもHPに書いていましたが、記述問題が増えましたね。(私はちゃんと数えていませんでしたが、ei○uさんは記述問題の数をちゃんと数えていました。)
でも私的には地理の問題の中にインカ帝国と歴史用語を聞いてくる問題があったのが、ちょっと面白かったです。
英語
英語はまだ解いていないので、あまりコメントはできないのですが…。
あ、でもLINEみたいなメールでの会話形式の問題は初めてですね。
そもそもああやってイラスト付きの問題が珍しいと思います。
でも、LINEとかネットを通しての会話が一番現実的で起こりうるんじゃないかな?と思います。
だから今後はそういう問題が増えていくかもしれませんね。
理科
理科は今年は難しいんじゃないかな?と思います。
全体的にボリュームが多くて、正直一通り目を通すだけでも大変です。
しかも、みんなが苦手なイオンと磁界が両方同時に出てきました。
うちの子もみんな理科は難しかったと言っていました。
でも、ここまでガッツリ植物が出るのも珍しい気もします。
植物は得点源になるんじゃないかな?と思います。
まあ、理科は最後なので、できなかったことを後に引きずることはないのでそこは不幸中の幸かなと思います。
全体を通して
全体的にみるとちょっと変わったところが目立った気がします。
でも、みんな平等にその変化を受けるわけなので、誰かが不利になるとかはないはずです。
そういうちょっと予想していなかった状況になっても、冷静に対処できるかどうかが勝負だったのかな?と思います。
私も実際に解いてみるとまた違う感想が出てくるかもしれないので、その時はまたブログに書こうと思います。