今日のChicora学園(8/25)どうやってリモート授業をする?
昨日も少し書いたのですが、9月12日まで学校はリモート授業になるそうですね。
みんなはリモートで普通に授業ができるイメージでいますが、
リモートで授業をするためには解決すべき問題がまだまだたくさんあると私は思います。
と、いうことで今日のわいわい授業のお題は「リモート授業を行うためにどうすればいい?」です。
いきなり考えるのは大変なので、まずはチームに分かれてリモート授業の問題点をあげてもらいました。
問題点を「緊急性の高低」「先生、学校側の問題、生徒、家庭側の問題」のマトリクスに分けて考えてもらいました。
1チーム目
少し意見が少なめでした。
でも、出してくれてるのはリモート授業では必ずと言ってもいいほど問題になる点をしっかりと押さえてくれてますね。
保護者の方にとって昼ごはんはかなり重要度が高い問題かと思いますが、本人たちは重要度がかなり低いみたいですね(笑)これはちょっと意外な視点でした。
2チーム目
こちらはまあまあ問題点をあげてくれました。
1チーム目には書いてなかった「来ない人がいる」は私は結構大きい問題だと思います。
チャイムがならないし、一人でいたら誰も時間を教えてくれないので、学校にいる時よりもかなり時間を意識して過ごさないといけません。
私は正直、朝の会が始まっても時間通り全員揃うことはないと思います。何人か遅れて入ってきて、全員揃うのは早くても開始5分後ぐらいじゃないかと思います。入ってこない子がいるから先生が家に電話するというのも毎日起こるんじゃないかと思います。
これであげた問題点をもとに、その解決策を考えてもらいました。
全部の問題を解決するのは時間的に不可能です。(学校の先生の立場に立って9月3日までにリモート授業の準備をするという設定です。)
だから重要度の高い問題を三つほど選んで、その対策を考えて発表してもらいました。
1チーム目
リモート授業での一番の問題のwi-fiが家にない人はどうするのか?問題
それに関しては学校に来てもらって対策するそうです。
あと、これも絶対に問題になる充電問題
これも学校に来てもらって対策するそうです。
でも充電のためだけに学校に行くのもちょっと大変ですね。それに充電されるまでは何をしてればいいんでしょうか?
保護者が一番気になる昼ごはんは、去年休みの時に何も対策とってなかったけど、それでもなんとかなったからOKという結論でした。まあ中学生なら昼ごはんぐらいなんとかなるかなとは思いますが。(小学校低学年だとどうしようもありませんが)
授業を真面目に受けているか問題(ノートをとっているか?宿題をしているか?)
ノートは写真でとって送って、宿題は提出用のアプリがあるから大丈夫だそうです。
2チーム目
こちらもwi-fi環境がない人問題1を第一にあげてくれました。
その解決策は学校のパソコン室に来てもらうということでした。
パソコン室(どういう構造かわかりませんが)で同じ向きになるように座って、感染防止をするそうです。
パソコン室なら充電とかがしやすいからという理由で、別にパソコンを使って授業を受けるわけではないそうです。(授業はあくまでみんなと同じタブレット)
2番目にリモート授業でのトラブルが起きたときどう対処するかの問題についてです。
これは単純に家に電話をして解決するそうです。
3番目は画像が止まっている人(つまり真面目に授業を受けていない人)の問題です。
ミュートにして当てられても発言しない人は強制でミュートをオフにするそうです。聞かない場合家に電話をするそうです。(先生がわがちゃんとミュート解除できるようです。)
しかし画像が止まっているのはサボりたい子だけではなくて、ネット環境が悪い子もいます。
そういう子は各家庭でネット環境を整えてくださいということでした。
あと、授業中先生の話そっちのけで、生徒同士チャットを使うことができる、という問題です。
これは自己責任でなんとかしろという話でした。(これも先生側で生徒同士のチャットは禁止にできます。)
発表の結果は2チーム目が勝ちました。(最初の問題点をあげた個数も勝敗の要因になっています。)
2チーム目の方が問題点をたくさんあげてくれましたし、解決策も深く考えていてくれたと思います。
ただズームの機能がどうなっているのかまだわかっていなかったようで、その辺りが少し曖昧な部分もありました。
でも、最後大学生の先生がズームの機能など教えてくれました。(大学生はリモート授業を普通にしてますからね。すごく詳しいです。)
今回は最初に問題をあげるという形でいつもとは少し違う形にしました。
いつもは最初からチームに分かれてアイディアを話しあいますが。
だからこの形式に慣れていないのか、出てきた問題点の数も私が思っていたより少なかったです。
でも、実際の職場(特にこのお題はちょうど今学校の先生が直面している問題)では、まず問題点を探すところから始まると思います。
だからみんなにもこういう考え方の流れにも慣れてほしいなと思います。