今日のChicora学園(6/7)何のお試しをしてみたい?
今日から陵成の中3が修学旅行です。
いつも火曜日はまあまあ授業があるのですが、中3が休みなのでいつもより寂しい教室でした。
今日もわいわい授業があって、中3が休みなのでいつもよりちょっと人数が少なめでした。
でも火曜日は中2が多いので、問題なくできます。
それに今日からまた一人新しい子も入ってくれました。
今日のお題は…
私が個人的に欲しいものがあって、アマゾンで探していたら、それは試着ができる商品でした。
アマゾン(ネットショッピング)で試着ができるなんて知らなくて、驚きました。
そこでだいたい買うものは決まっていましたが、いくつか試着を頼んでみました。
で、その初めての試着の商品が昨日届きました。
そして今日のお題の導入でみんなに「アマゾンでも試着できる時代になったんだよ、すごいでしょ」と実物の試着の商品を見せて説明しました。
そしたらみんな「え?知ってる」「テレビでCMしまくってるじゃん」と、すごくしけた反応でした。
私はネットショッピングで試着ができる時代が来るなんてすごい!と感動していましたが、中学生にとっては別に普通のことのようでした。
というより、私がテレビを全く見ないので、みんなが知っている常識を知らなかっただけでした。
(私と同い年の先生はアマゾンで試着できることに驚いていました。それに驚くのはテレビ見ないおじさんだけなのかな?)
という感じで私が思っていたのとは違う導入になってしまったのですが、
今日のお題は今回のアマゾンのように「新しくお試しを作るなら何のお試しを作る?」です。
試着、試食、無料体験など買う前にお試しできるものはかなりたくさんあります。
試せそうなものはもうだいたい試せます。
そういう中で、新たにお試しできるものを考えようということです。
私は試着ができないと思っていたネットショッピングも新たにできるようなったので、今までお試し不可能と思われていたものでも意外とお試しができるかもしれません。
それを考えてもらおうというのが今回のお題です。
1チーム目



スペイン村のお試しでした。
VRでスペイン村のグランモンセラー(ジェットコースター)の映像を見たり、遊園地内の一部を歩いている様子の映像を見たりできるそうです。
そのVRが見られる場所はスペイン村の入り口だそうです。
伊勢志摩に観光に来てスペイン村でしっかり遊ぶ時間はないけどちょっと気になる人や、近くを通っただけの人でも気軽に見られるようにということだそうです。
そしてもし実際に乗ってみたい、入ってみたいと思ったらすぐに入場券を買って入れるように、スペイン村の入り口限定だそうです。
それを聞いて私はVRならYouTubeで見られるようにしてしまえばいいのではないか?と思ったのですが
ネットで見られるようにしても、VRを見てから、実際に行くまでかなり時間が開くので、お試しが来園に結びつきにくいですからね。
来園してもらうためのお試しと考えると、入り口でしか見られないというのはいいのかもしれません。
あと、このチームのよかった点は2枚目のスライドの園内マップを見ながら「例えばここのエリアを歩いて〜」など説明してくれました。
しかし、どうしてもマップが細かくなってしまいます。
そこで園内マップを印刷して、聞いている人みんなに配ってくれました。
おかげで前で見にくいところは手元の資料を見ながら話を聞けました。
昔パワーポイントを使わずに発表していた頃は、資料は別に配ることもあったのですが、パワーポイントを使うようになってからみんなパワーポイント頼みになってしまっていました。
今回パワーポイントと紙の資料とデジタルとアナログのそれぞれの長所を生かして発表してくれました。
そこは非常によかったと思います。
2チーム目



こちらはトレーディングカードゲーム(TCG)のお試しです。
カードで遊ぶためにはまずデッキという40枚や60枚のセットを作らないといけません。
しかしそのデッキを組むにはまあまあお金がかかります。(数千円〜、1万を超えることもよくある、強いのを組もうと思うと数万かかる)
だから興味があっても最初の金銭的なハードルがちょっと高いわけです。
そこで、デッキを借りて、カードゲームを体験してみるというサービスです。
カードショップで住所電話番号などを書いて、デッキを借りるそうです。
そのデッキは持ち帰ることもできるそうです。
レンタルDVDと同じような仕組み。
そして、気に入ったらそれを買うこともできたりできなかったりするそうです。(デッキを揃えるのは大変なので売れない場合もあるそうです。)
あと、初心者だけでなく、今カードをやっている人でも、新しいデッキに挑戦してみたい人がそのデッキは強いのかどうかのお試しもできます。
デッキは高いので取られたりするんじゃないか?(レンタルDVDは取られても数百円の被害だけど、デッキは万単位の被害)という質問がでていました。
それに対しては、レンタルDVDも成り立ってるし、取り立てる仕組みはあるだろうからそれと同じようにするそうです。
と、いうことで勝負の結果は1チーム目が勝ちました。
1チーム目の遊園地のお試しというのは予想外の意見で、すごく意外性がありました。
あと、発表の時に紙で資料を配るという今までになかったテクニックを思いついて挑戦してくれたのも非常によかったです。
常に新しい発表方法を考えてくれる姿勢は素晴らしいと思います。
1チーム目の発表が結構よかったので、私がしたちょっと意地悪な質問が
車を運転してスペイン村に行ったことがないとわからないかもしれませんが、スペイン村って他の観光地からちょっと離れた山の中にあります。
なので気軽に寄れないから入り口にVRがあっても、そこまで来る人は少ないんじゃないか?という質問です。
それに対しては、スペイン村が無理でもユニバやディズニーなど交通の便がいいところで同じことができる、と答えてくれていました。
ユニバは路線の端っこなので、フラッとよるのはちょっと難しいかもしれませんが、
ユニバやディズニーだと周りにお店もいっぱいあって、そこ目当ての人も少なからずいるんじゃないかな?と思います。
遊園地の外でも楽しめるところがあると、そこで遊園地内の体験VRができると見てくれる人は多いかもしれませんね。